2016年1月19日 20:00
mameデザイナー・黒河内真衣子「ブランドとしての挑戦は続いている」--1/2【INTERVIEW】
mameの商品には刺繍やレースなど繊細なディティールを用いたアイテムも多く、その強度と共に商品のクオリティを高めていくことが、次の大きな挑戦になっています。次のステージに向けて生産背景を整えている段階なので、わかりやすい挑戦ではないかもしれません。かといって、コレクションが守りに入る訳ではありません。今まで取り入れなかった素材や技術に挑戦することで、新たな表現を模索しています。
ーー昨年末には、ファッションシーンの明日を担う女性に贈られる賞として『VOGUE JAPAN Women of the Year 2015』の中に新設された「Rising Star of the Year 2015」を受賞されました。黒河内さんご自身は、ファッションにおけるデザイナーの役割をどう捉えていますか?
ファッションには華やかなイメージがあります。そういった華やかな面が、誰かの希望や憧れの対象になることもあると思います。一つのブランドとして、ファッションのそういった側面を見せることも大切だという思いはあります。
華やかさがある一方で、様々な生産工程があることも事実です。工場やファッションに携わる現場の方々の働きがあって初めて、私たちのブランドが華やかな憧れの対象になりえるのだと思います。