くらし情報『【ファッションの“未来”たちに聞く】セントマーチンズで学んだゴミがawesomeに変わる瞬間--青木明子--2/2』

2016年6月29日 21:30

【ファッションの“未来”たちに聞く】セントマーチンズで学んだゴミがawesomeに変わる瞬間--青木明子--2/2

なので限られたチュートリアルに自分は何を聞きたいのかを必然的に明確にしていきますし、とにかく自分で押し進めるしかないです。でも、すごく鍛えられましたね。日本の学校だと、何でもすごく細かくケアするのが当たり前になっているので、自分でやるというよりも、先生の「こうしたら、ああしたら」という導きに「そうかも」という感じで乗っかっていくケースが多いように思います。ーーそれは大きな違いですね。本当に。しかも作品がよくないと、「そのゴミ、どけて」とふつうに言われます(笑)。全身全霊で向き合ったものを、です(笑)。クラスのみんなの前で言われるんです。
ーーそれはヘコみますね。へコみます(笑)そして、それ以上に悔しいですよね。私がやりたいことと、向こうが言うことが、全く噛み合ないこともありました。そうなると、もう平行線です(笑)でも相手がなぜそう言っているのか、自分のデザインに対してどういった視点で言っているのか、そしてそれは自分にはなかった新しい価値観、可能性なのかもしれないと、考える癖がつきます。同時に、自分が表現したいことでどうしたら納得させられるかも模索します。一見、逆のように見える思考を同時進行でしていく感覚です。

関連記事
新着くらしまとめ
もっと見る
記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.