くらし情報『【ファッションの“未来”たちに聞く】セントマーチンズで学んだゴミがawesomeに変わる瞬間--青木明子--2/2』

2016年6月29日 21:30

【ファッションの“未来”たちに聞く】セントマーチンズで学んだゴミがawesomeに変わる瞬間--青木明子--2/2

という課題がありました。いろんな所に行って、街中のシミとか床の模様とか、人でもいいんですけど、なんてことないモノの中から、自分が何に着目して、それをどうディベロップするかというアプローチが新鮮な気がしているんです。ーーおもしろいですね。本当に小さなディティールとかに着目して、そういうものからデザインしていく、次のコレクションはそんな感じになるのでしょうか?もっと服として「いいな」と思えるもの。具体的な人間像もそうですが、その服自体に時代観があったり、新しい人間像があるのがいいなと思っているんです。たぶん、日本人はもともと背景とか物語性とかが好きだし、国民的にも合っていると思うんですけど、最近はちょっとそういうストーリーがわかりやすく無くても、もっと深い領域で成り立つコミュニケーションもあるのかもしれないと思うのです。ーーなるほど。小説みたいに誰が読んでも同じルートになるよりも、SNSとかウェブとか、1個1個の細かいエピソードを受け取った人たちが勝手に選んでストーリーを編集していく時代なのかもしれませんね。
"点"がいっぱいあるほうが、もともと人間が持っている本能的な部分との接点も多くなるっていうか。

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