2016年10月13日 18:00
日本を現代アートの先進国へ。ギャラリーと企業をつなぐプラットフォーム「G current」に新展開
企業に現代アートを知ってもらい、“買う”“出資する”などのアクションに繋げるプラットフォーム、「ジーカレント(G current)」が新たな展開を見せている。代表の石井俊氏は、ギャラリストの小山登美夫氏を招き記者発表を行った。現代アートと企業の関わり方に変化を与える装置としてG currentがどのような役割を持つのか、石井氏の活動とともに紹介したい。G currentの創設には「様々な企業が現代美術に参入し、企業と現代美術の接点を増やす仕組みをつくり、国内現代美術の国際発信力、競争力の向上に寄与したい」という石井氏の願いが込められている。現代アート業界の第一人者である小山氏は、「日本にはコレクターがいない。お金を持っていてもアートには使わないんです。でもいい作り手はたくさんいるので、そこをつなげるサービスが必要とされている」とコメント。この状況を変えるべくして生まれたのが、新サービスの「フェイバリット(Favorite)」。
参加企業がいつでも専用サイトからお気に入りのギャラリーやアーティストを見つけ、作品を購入することができるシステムだ。さらに、気軽にアートに参入できるツールとして、クラウドファンディングで制作資金を募る試みも始まっている。