G currentのサポートのスタイルは企業により異なり、酒造会社の獺祭の場合は、国際的なアートフェアでのお酒の提供、別の企業ではアーティストとのコラボ商品の制作など様々。企業の数だけサポートの形も変わり、現在、石井氏の理念に賛同した17の企業とサービスが名を連ねる。「海外のアートシーンには“大人”の人が多くて、60とか70代の人が若いアーティストのアバンギャルドな作品を買うのは珍しいことではない。仕事をリタイアした人がアートを趣味にして収集する、そんな文化的な土壌があるんですよ。いまの日本にはそういう要素がなくなって子供っぽくなっているので、そこを変えていきたい」と小山氏。10月20日、小山氏は六本木に新しいアートスペースをオープンする。ここが“大人”の集う文化サロンとなっていくことだろう。現代アートをめぐる環境は日々変化している。
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