2018年7月21日 19:00
奈良美智が約5年間撮りためたフィルム、六本木で個展も開催中【ShelfオススメBOOK】
そこに通底する、戻ろうとしても戻れない時間の後ろに広がる記憶としての原風景、幼年期特有の自我の在り方や個人的な世界への憧憬は、培われた感性を通じ、やがて新たな故郷を探す旅へと繋がっていく。奈良の眼差しは、個人の経験が時を、場所を遡り、世界のより根源的な在り方へと個を円環させてゆく様を見つめているようだ。
本書は、奈良美智が2014年から約5年間にわたり撮影した写真の個展の展覧会カタログ。
展覧会は8月10日まで、タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルムにて開催中。
【書籍情報】
『days 2014-2018: Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now』
作品:奈良美智
出版社:タカ・イシイギャラリー フォトグラフィー/フィルム
言語:日本語、英語
ソフトカバー/204ページ/190×190mm
発刊:2018年
価格:5,000円
■Shelfオフィシャルサイトで『days 2014-2018: Sixteen springs and sixteen summers gone―Take your time, it won’t be long now』を購入する
【イベント情報】
奈良美智 「Sixteen springs and sixteen summers gone—Take your time, it won’t be long now」