2018年10月24日 17:00
隈研吾により“白く輝く森”へ生まれ変わった日本橋三越本店グランドオープン
2年前リモデルに当たって店頭をきれいにするだけでなく、人のおもてなしの力、ITの力、環境の力、サービス施設などを総合的にとらえ、新しい百貨店を作ってほしいという宿題を出してできあがったのが今回のお店。まだ修正しなければいけない点もあるが、皆様の忌たんのない意見を聞きながら、お客様とともに成長していきたい」と挨拶。
隈研吾とダニエル・オストによるトークセッションで、今回のデザインについて隈氏は「小さい頃、ここ(日本橋三越本店)に来ると夢の世界に紛れ込んだように輝いていた。今回は忘れられない輝きを取り戻すのかを考え、森にしようと思い、白い柱の上に特別な加工を施したアルミを小さな花びらのように配することで、森の中に紛れ込み、木漏れ日を浴びる様子を想像しながら作った。重要文化財で触ってはいけない柱などを一切傷つけずに作るのは難しかったが、シュミレーションで最適な形を作り、想像していた通りのものができて感動している。また、オスト氏が生き物であり、図面をかけない花を選び、ほとんど眠らずに作っている様子は神が乗り移っているようだった。彼のものすごいエネルギーも見てほしい」と説明。オスト氏は「入り口の迎え花は、森に調和するモチーフとして、灰の中から蘇る、再生の象徴である象徴であるフェニックスをコンセプトにした。