2019年2月4日 10:00
70年代NYアンダーグラウンドに光を求めたリック・オウエンス 【2019-20年秋冬メンズ】
リック・オウエンス(RICK OWENS)が1月16日、パリにて2019-20年秋冬メンズコレクションを発表した。
今回のコレクションは、今年10月に写真集が発売されるKISSやパティ・ラベル(Patti LaBelle)、ディヴァイン(Divine)、グレイス・ジョーンズ(Grace Jones)のコスチュームを手がけたカルトなファッションデザイナー、ラリー・レガスピー(Larry LeGaspi)へのオマージュがテーマ。70年代のニューヨークのアンダーグラウンド・シーンに大きく影響されたリックのルーツとも言える存在が、2010年代を締めくくりとして、ディケードを総括した。
リックのお気に入りの分厚いレーザーのスポットライトに重低音のストリングスでスタートしたコレクションは10cmのプラットフォームブーツ、マキシマムなバギーパンツにマキシマムなバッグ、ダウンやキルティング、ムートンのグラマラスでさまざまなショルダーのロングコートなどを明確なブレストの位置でまとめていく。白塗りモデル、スペイシーなスノーボードサングラス、バイカーパンツ、ノーカラーの着物ジャケットなど、ディスコとアシッドとスポーツが交差する。