2019年3月6日 18:00
soduk:大注目! 噂のニューカマーな7ブランドvol.7【EDITOR'S PICK】
の“鏡”のような位置付けのブランドとして展開されている。
工藤はブランドについて、言葉では多くを語らず、リアリティーがありながらもどこか幻影のようなイメージを打ち出す。
コレクションは、一見シンプルなリアルクローズのようにも思える。しかし、一点一点をよく見ていくと、それぞれのアイテムに面白いディテールが見つかる。予想外の部分に穴が開けられていたり、大胆な切り込みがあったり、ぱっと見スタンダードに思えたシャツだって、ボタンとボタンホールの位置の掛け合わせが斬新だ。
スドークの服は、手に取った時、このデザインを自分ならどうやって着こなそう? と考えることから始まる。それは、どこか遠くの国から時を超えて自分の手元にやってきたヴィンテージ服に思いを馳せる感覚と似ているかもしれない。
シーズンルックは打ち出すものの、ブランドが提案するシーズン毎のアイテムの着こなしや一押しのコーディネートというのは特に設けていないそうで、それゆえに、スドークの服は、自由だ。今この服を手にした瞬間から自分で様々に着こなして、自分だけのものにしていくような楽しさがある。
遊び心と言うにはエッジが効いているし、ユーモアというのもちょっと違うような、いい意味で期待を裏切ってくるウィットに富んだ服が提案されている。