2019年2月19日 11:00
現代のフランスを代表する作家クリスチャン・ボルタンスキーの回顧展が国立新美術館で開催
に参加し、継続的に作品を発表してきた。今回の展覧会は、50年間の活動をたどる、日本では過去最大規模の回顧展となる。
《保存室(カナダ)》 1988 / 衣類 / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, © Yedessa Hendeles Art Foundation, Toronto, Photo by Robert Keziere
会場では、最新作を含む47点(予定)の出品作によって、ボルタンスキーの多様な作品世界を紹介する。集団や個人の記憶、そして宗教や死を主題として作品を制作してきたボルタンスキー。その表現は多岐にわたり、1960年代後半には映像を使った創作活動を開始、その後写真、書籍、日用品といった多様なメディアを用いた作品を展開。近年では、人々が語り継ぐことをテーマとし、形として残らない作品にも取り組んでいる。
《モニュメント》 1986 / 写真、フレーム、ソケット、電球、電気コード / 作家蔵 © Christian Boltanski / ADAGP, Paris, 2019, Photo © The Israel Museum, Jerusalem by Elie Posner
また今回は、「空間のアーティスト」