2019年6月18日 11:00
ロンドンの街と文化に共鳴するジョン ローレンス サリバン、ますます存在感が増す【2020春夏コレクション】
メッシュとシャツの重ね着やグラデーションカラーのボトムス、大ぶりなシルバーのチェーンネックレスにレザーカフなどコントラストを付けたスタイリングは一際ブラッシュアップされている印象だ。足元を飾るのは、メンズ・ウィメンズともにパンキッシュなレースアップブーツで統一感を持たせた。
ショー後のバックステージには、ファッション関係者だけではなくミュージシャンやアーティストなど多くの人が柳川デザイナーを祝福しに詰め掛けた。ロンドンを発表の場に移してから、イギリスをはじめとする欧州の雑誌にエディトリアルとして掲載される機会が増えたと語る柳川デザイナー。ロンドンの街が持つ独自の美的感覚や文化に共鳴し、彼のコレクションはますます磨かれていく。トレンドに迎合するのではなく、自らのスタイルを貫く彼自身のパーソナリティがコレクションを追う毎に強くなっており、そんなオリジナリティに多くのロンドナーが共感しているのではないだろうか。ブランド立ち上げから約16年と豊富な経験を持つが、常に前進し挑戦を続ける姿勢を見せるジョン ローレンス サリバンに、引き続き目が離せなそうだ。
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