ダムタイプの結成35周年にあわせ大規模な個展が東京都現代美術館にて開催
日本を代表するメディアアーティストグループ・ダムタイプによる個展「ダムタイプ―アクション+リフレクション(Dumb Type. Actions + Reflections)」が、11月16日から2020年2月16日まで、東京都現代美術館にて開催される。
Dumb Type《Playback》
©Centre Pompidou-Metz / Photo Jacqueline Trichard / 2018 / Exposition Dumb Type
ダムタイプは、ヴィジュアル・アート、建築、コンピューター・プログラム、音楽、映像、ダンス、デザインなど様々な分野の複数のアーティストによって構成されるグループ。1984年に京都市立芸術大学の学生を中心にマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として京都で結成された。
1980年代バブル経済における表層性の中にあった「情報過剰であるにもかかわらずこれを認識できていない(=ダム)状態」を敏感にとらえ、鋭い批評性をもって活動を展開。多くの言葉を使う演劇集団の空疎さに対する抵抗として「ダム(セリフの排除)」という手法を選択し、装置、映像、音、パフォーマーの生の身体によって作品を構成。