坂本龍一と高谷史郎(ダムタイプ)のコラボレーションによる舞台作品『TIME』の日本初公演が、2024年3月28日(木) に東京・新国立劇場 中劇場で初日を迎える。このたび、3月27日(水) に開催された公開ゲネプロの舞台写真と、キャスト&スタッフからのコメントが到着した。『TIME』は、1999年に東京・日本武道館と大阪・大阪城ホールで上演され、チケット約4万枚が即完売した公演『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』に続き、坂本が全曲を書き下ろし、高谷とコンセプトを考案・創作した舞台作品。2017年から約4年の製作期間を経て、2021年に坂本がこの年のアソシエイト・アーティストを務めた世界最大級の舞台芸術の祭典『ホランド・フェスティバル』(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得た。出演者は田中泯(ダンサー)、宮田まゆみ(笙奏者)、石原淋(ダンサー)が名を連ねている。初日となる3月28日は、奇しくも坂本の逝去からちょうど1年後の命日にあたる。坂本も本公演の上演を楽しみにしていたようで、高谷は「人生も舞台も一期一会です。坂本龍一さんが遺してくださった素晴らしい音楽、哲学、この素晴らしい舞台に、多くの方が会いにきてくださいますように」とコメントを寄せた。また田中は、生前坂本から「初めて水を見る人類のひとりを演じ作品の内にい続けて欲しい」と言われていたと明かし、「日本の観客の眼前に、劇場の空間に身を晒し、坂本さんの魂に触れる夢中のひとときです。ご来場の皆様には、是非是非、心も身体も開いて、『TIME』をお楽しみ頂きたい、と願っております」と呼びかけた。『TIME』は2024年4月14日(日) まで同所で上演後、4月27日(土)・28日(日) に京都・ロームシアター京都 メインホールで上演される。■高谷史郎(ヴィジュアルデザイン+コンセプト)コメント1年前に坂本龍一さんの訃報を知らされたとき、衝撃を受けその現実が受け入れられませんでした。そして亡くなった日が奇しくも『TIME』東京公演の初日である3月28日だということに言葉を失いました。パルコさんから『TIME』を東京で上演したい、というオファーをいただいたとき、坂本さんも僕もとても嬉しかったし、とても楽しみにしていました。人生も舞台も一期一会です。坂本龍一さんが遺してくださった素晴らしい音楽、哲学、この素晴らしい舞台に、多くの方が会いにきてくださいますように。■田中泯(ダンサー)コメント本公演が坂本龍一さんの命日と重なる奇遇、ご縁に身が引き締まる思いでおります。坂本さん高谷史郎さんとで練り上げられたこの舞台作品に登場する「人間」として私が選ばれたことは、この上ない喜びと思い、迷わず参加を引き受けたものでした。坂本さんより「初めて水を見る人類のひとりを演じ作品の内にい続けて欲しい」と言われました。人間の諸元の姿、想い、営み、人類のたどってきた長くて短い歴史の明暗、その上で世界の現在。政治・経済に振り回される世界の現在。人間らしさや本当の人間を求めることはただのロマン・夢想なのでしょうか。本物を愛し欲求していた坂本さんの考える「水の循環」で成立する私たち自然・人間の営みと地球ならではの「時の機微」TIME。こんな作品の内に漂い佇む人でいることは、私にとってはオドリそのものだと思えたのでした。オランダ、台湾、とふたつの国でも公演を経て、舞台は変化し続けている、と思います。日本の観客の眼前に、劇場の空間に身を晒し、坂本さんの魂に触れる夢中のひとときです。ご来場の皆様には、是非是非、心も身体も開いて、『TIME』をお楽しみ頂きたい、と願っております。■宮田まゆみ(笙奏者)コメントオランダ公演、台湾公演を経て、坂本龍一さん、高谷史郎さんの世界に私自身段々深く入りこんできたように感じます。坂本さんの音楽の流れと高谷さんの舞台の空間、田中泯さんの存在、その中に居られることが私にとって大きな喜びです。日本でご覧下さる皆様とそれを分かち合えたらこの上なく幸せです。初日が3月28日になることは前から決まっていたのだと思いますが、坂本さんのご命日と重なったと知った時はほんとうに驚きました。坂本さんが見守る中、いっそう充実した舞台になるに違いありません。■石原淋(ダンサー)コメント坂本龍一さん、1年がたちましたね。今日から日本で『TIME』が上演されます。叶うことなら観てもらいたい。いや観てくれているだろう。きっとどこかにいるだろう。資本主義に処理されるようなアイデンティティーよりも、植物も含めたもっと他の生き物のように、互いの命の境界線を感知し共存しうるような方に出会うことは稀だ。語弊があるかもしれないが世界の坂本龍一では自分にとってはなく、師匠の田中泯を通して坂本さんに出会え、そして旅だたれた後の喪失感は想像以上にのしかかった。日常的にやりとりをすることができたことも宝物です。『TIME』の中で必死に存在!頑張ります。撮影:井上嘉和<公演公演>RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI『TIME』音楽+コンセプト:坂本龍一ヴィジュアル・デザイン+コンセプト:高谷史郎出演:田中泯(ダンサー)宮田まゆみ(笙奏者)石原淋(ダンサー)【東京公演】日程:2024年3月28日(木)~4月14日(日)会場:新国立劇場 中劇場【京都公演】日程:2024年4月27日(土)・28日(日)会場:ロームシアター京都 メインホールチケット情報:()公式サイト:
2024年03月28日1999年に日本武道館、大阪城ホールで上演され、約4万枚が即完売した公演『LIFE a ryuichi sakamoto opera 1999』に続き、坂本龍一が全曲を書き下ろし、高谷史郎(ダムタイプ)とコンセプトを考案、創作したRYUICHI SAKAMOTO+SHIRO TAKATANI『TIME』が2024年3月28日(木) から新国立劇場 中劇場にて上演される。2017年から約4年の製作期間を経て、21年に世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、高い評価を得た本作。今回が日本初演となる。このたび、ヴィジュアル・デザイン+コンセプトを担う高谷をはじめ、出演者である田中泯(ダンサー)、宮田まゆみ(笙奏者)、石原淋(ダンサー)が取材に応じ、日本上演への意気込みや、坂本への思いを語った。くしくも上演初日は、坂本龍一の一周忌にあたる。「始まりも終わりもない、時間に縛られない作品をつくりたい」。そんな坂本の思いに共鳴しながら、生み出された舞台作品『TIME』。雨音だけが響く客席空間、水鏡のように舞台上に揺らぐ水面と、精緻な映像を写しだすスクリーン。時間というテーマを内包するテキストとともに、田中、宮田、石原のパフォーマンス、サウンド/インスタレーション/ヴィジュアルアートが、光と水が交錯し幻出する劇場空間で融合する。「(アムステルダム公演から)何かを変えるというより、空間が変わると、見えない部分も含めて、すべてが変わるので……、例えば、泯さんの歩数から変わってきますから、今回は再演だとは思っていないんですね。出演する皆さんにも、何かを演じてもらうのではなく、その場で発生すること、そこにその人がいるという感覚が重要だと考えています。坂本さんが設計した空間的なルールはありますが、インスタレーションにどう反応するかは、(出演者が)自分で決めることですから」(高谷)アムステルダムでの上演を経て今回の日本初上演に対する意識について、田中にも聞いてみると「変わるも何も、忘れているから」と笑みを浮かべる。「高谷さんが作った、僕が石垣の前を歩いている映像があって、その前を僕も歩くんですが、記録されている僕と、(舞台上の)僕では、時間差があって、同じことをできるはずもない。振り付けもまったく決めていません。初演の僕はもういないので、今の僕を見ていただくしかない」と、まさに時間をテーマにした本作だからこその言葉が返ってきた。笙奏者の宮田は「とにかく静かに演奏してくださいとおっしゃっていた」と、坂本からのオファーを回想。「そうは言っても、水の上を歩きながらですから、息づかいも大変だなと思いながら、静かに演奏することを心がけた。演奏は、人間の情緒や喜怒哀楽とは関係なく、自然や宇宙と交信できればいいなと思いながらですね。まるで宇宙遊泳をしているみたいです」と語る。また、石原は、アムステルダム公演で宮田が担った、「女」という自然を象徴するパートを演じることになり「光栄ですし、緊張しています」と心境を明かし、「坂本さんが厳選した言葉が(映像に)映し出されるので、日本人にはより染み込んでいくのでは。心を解放して、ぜひ頑張らずに見てほしいです」とアピールした。高谷と田中には、いまは亡き坂本氏への思いを改めて聞いた。「一緒に仕事をしていて楽しい人、信頼できるコラボレーターですね。細かい指示はなく、信頼していただいているのもありがたい。泯さん、宮田さん、淋さんとの出会いも含めて、感謝しかないですね。先輩……、兄さんみたいな存在です」(高谷)「教わることも、これからも学びたいこともたくさんあるし、もしかすると坂本さんも僕から何かを盗んでいたかもしれない。お互いを認め合えたし、自分の中で、彼の存在を止めたくないんですね。会えば、踊りや音楽の歴史、それだけじゃなく政治や人類と地球の関係まで。その手の会話は延々としました」(田中)この春、“時間”という概念を超え、パフォーマンスとインスタレーションという境界も超えた坂本のイマジネーションの世界が、日本の観客に届けられる。東京公演は4月14日(日) まで。京都公演は4月27日(土) 〜28日(日)、ロームシアター京都 メインホール。取材・文・撮影:内田涼スタイリスト:九(Yolken)ヘアメイク:山本菜々子衣裳:A-POC ABLE ISSEY MIYAKE/ジャケット¥165,000(税込)<東京公演>RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI『TIME』音楽 + コンセプト:坂本龍一ヴィジュアル・デザイン + コンセプト:高谷史郎出演:田中泯(ダンサー)宮田まゆみ(笙奏者)石原淋(ダンサー)公演日程:2024年3月28日(木)~2024年4月14日(日)会場:新国立劇場 中劇場チケット情報:()
2024年02月29日学校法人芝浦工業大学(東京都江東区/理事長 鈴見 健夫)は、2027年に創立100周年を迎えるにあたり、創立者有元史郎とご家族の功績をたたえるとともに、芝浦工業大学の歩みを紹介することを目的とした展示施設「有元史郎 MEMORIAL CORNER」を豊洲キャンパス内に設置し、2024年1月29日に有元家の皆様をお迎えして、完成お披露目会を執り行いました。完成お披露目会の様子施設内は、創立者有元史郎とご家族の紹介コーナー、100年前の教室の光景を再現しながら大学の歴史を追うシアター、大学の歩みをたどる年表や各年代の貴重な資料の展示コーナー、タッチパネルで映像や資料を選択閲覧できるアーカイブギャラリー、学校系統図等の常設展示スペースと定期的に内容を入れかえる企画展示スペースで構成されています。常設展示スペースでは有元史郎自身が北原白秋と山田耕筰という二人の巨匠に依頼した自筆の校歌原稿も展示されています。■創立100周年に向けたCentennial SIT Action芝浦工業大学では、創立100周年に向けたCentennial SIT Actionを策定し、各種取り組みを実施しています。昨今の社会情勢を踏まえた新たな教育体制を導入するべく、2024年度に工学部を「学科制」から「課程制」へ移行します。続いて2025年度にデザイン工学部を再編し、2026年度にはシステム理工学部の改組等を実施いたします。また、「Omiya Campus Master Plan 2027」(略称:O-CAMP2027)では、1966年に開校した大宮キャンパスの各施設をSDGs、脱炭素などを考慮して段階的に再整備し、教育・研究による社会貢献活動、地域連携BCPも視野に入れた公共的価値を有する施設へ移行を進めています。建学の精神のもと「世界に学び、世界に貢献するグローバル理工学人材の育成」を長期ビジョンとし、引き続き教育・研究活動の充実に取り組んでいきます。■有元史郎 MEMORIAL CORNER 概要●所在地 : 〒135-8548 東京都江東区豊洲3-7-5芝浦工業大学豊洲キャンパス内●詳細 : ●開室日時: 月曜日~金曜日 10:00-17:00※大学長期休暇期間・入試期間等を除く●施設・展示案内・創立者有元史郎とご家族の紹介・歴史シアター ~過去から未来へ~・芝浦工業大学のあゆみ・芝浦工業大学アーカイブギャラリー・学校系統図・企画展示スペース 1月29日~開催中「有元史郎の横顔~多彩な興味、一途な熱意」・SHOP 芝浦工業大学のオリジナルグッズ販売1929年授業風景有元史郎・芳子(ヨシ)夫妻芝浦工業大学のあゆみ■芝浦工業大学とは工学部/システム理工学部/デザイン工学部/建築学部/大学院理工学研究科 理工系大学として日本屈指の学生海外派遣数を誇るグローバル教育と、多くの学生が参画する産学連携の研究活動が特長の大学です。東京都(豊洲)と埼玉県(大宮)に2つのキャンパス、4学部1研究科を有し、約9,500人の学生と約300人の専任教員が所属。2024年には工学部が学科制から課程制に移行し、従来の教育の在り方を根本から変えていきます。創立100周年を迎える2027年にはアジア工科系大学トップ10を目指し、教育・研究・社会貢献に取り組んでいます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年01月31日俳優の加藤清史郎さんが、2023年11月15日にInstagramを更新。公開された写真に、反響が上がっています。加藤清史郎の『10年前』の写真加藤さんは、2009~2010年にかけて放送されていた、トヨタ自動車のCMシリーズに『こども店長』として出演し、大ブレイク。当時小学生だった加藤さんも、2023年現在は22歳になり、立派な大人に成長しています。今回加藤さんが公開したのは、そんな『こども店長』時代を思い出させる、10年前と、現在の比較写真でした。東京都千代田区にある、『帝国劇場』の外観で撮影された写真をご覧ください。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る 加藤清史郎 Seishiro Kato(@kato_seishiro_official)がシェアした投稿 スーツを着用し、片手をポケットに入れたポーズで写真に写る、加藤さん。同月9日より上映が開始された、ミュージカル・ピカレスク『LUPIN ~カリオストロ伯爵夫人の秘密~』に出演しているとあり、髪型もばっちりとセットした、清潔感のあるクールな雰囲気です。2枚目と3枚目は10年前、ミュージカル『レ・ミゼラブル』にガブローシュ役で出演した時のもので、4枚目は11年前、ミュージカル『エリザベート』でルドルフ役を演じた時の写真とのこと。大人になった加藤さんに感慨深さを感じる人や、『こども店長』時代の加藤さんを思い出させる後半の3枚に、懐かしむ声が続出しました。・今も昔も素敵。『レ・ミゼラブル』から10年が経ったのですね。子供の成長は早いなあ。・すごく立派に成長しましたね。胸がジーンとしました…。・今はかっこいいし、昔はかわいい!ずっと応援しています。子役の頃から圧倒的存在感を放っていた、加藤さん。大人になった現在も、持ち前の演技力の高さで、これからも人々を魅了し続けるのでしょう![文・構成/grape編集部]
2023年11月17日松岡茉優主演、芦田愛菜、加藤清史郎ら共演のドラマ「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」第8話が9月9日放送。加藤清史郎演じる相良の姿に「圧倒的演技力」「涙腺崩壊」という声が上がっている。本作は、卒業式の日に生徒と思しき人物に突き落されるも、気がつくと始業式の日の教室に戻っていた教師・九条里奈(松岡さん)を主人公に描く、1年後の死を避けるべく命がけで生徒に向きあう新時代の学園ドラマ。松岡さん演じる九条の夫・蓮役に松下洸平、3年D組の生徒に芦田愛菜、加藤清史郎、山時聡真、詩羽、當真あみ、奥平大兼、窪塚愛流、本田仁美(AKB48)ら旬の若手キャストが集結しているほか、鵜久森の母親役に吉田羊、江波の幼馴染で相良との繋がりも明らかになった浜岡役に青木柚が出演。主題歌は菅田将暉の本ドラマの為の書き下ろし楽曲「ユアーズ」で、衝撃的なストーリー展開が話題となっている。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。「我々は、全力でその理由と向き合いたいと思っています」九条里奈(松岡茉優)と3年D組の本気がもたらした学校の記者会見は、鵜久森(芦田愛菜)の母・美雪(吉田羊)の心にしっかりと届き、自分も今以上に向き合わなければ…と顔を上げる。しかし、向き合うべきは娘を追い込んだ“何か”ではなく、あの日、娘が何をするためにあの場所へ行ったのか、最後にどんな顔をしたのかただそれが知りたい。だからこの件で誰かが追い詰められるようなことは望まない…。そんな美雪の思いを九条も力強く受け止める。一方、教室では一つの事実を獲得した生徒達がある人物を追いつめる…というのが8話のストーリー。星崎(奥平大兼)が持っていた映像によって浜岡(青木柚)が鵜久森の事件の日に学校に来ていたことが里奈やクラスメイトに伝わり、浜岡との繋がりがある相楽に疑いの目が向けられる。「あなたのせいなの?」と問われた相良は「あいつは俺のせいで死んだ」とクラス全体を凍り付かせる衝撃の一言を口にした。しかし、東風谷に「言葉の意味を説明して」と言われると「説明できねぇ」と教室から出て行ってしまう。相良とずっと行動を共にしてきた迫田(橘優輝)は、相良の笑顔が5年前に突然母親を亡くした時と同じ笑顔であることを心配し、里奈に「あいつを救ってやってくれないか」と頼む。これに対しSNSでは「都合が良過ぎるのでは?」という声があがる一方で「迫田いい奴」という声も上がった。里奈は相良の家に行き、迫田に相良を救ってくれと頼まれたが断ったことを伝えた上で、弱い自分を隠すのに必死で、無自覚なフリをして人を傷付けたこと、なぜ目先のプライドを優先して弱さを隠すのか、とこれまでの相良の行動を問い詰める。そして「弱さを見せる覚悟はありますか?その覚悟があるならば明日必ず学校に来てください。これがあなたが変わる最後のチャンスです」と伝える。相良の家を訪ねた里奈が心配で近くまで来ていた蓮は、家に向かう車で「里奈の挑戦は応援する。でもやばかったら絶対助ける」と伝える。そんな蓮の姿に「カッコイイ」「蓮さまかっこよすぎる」と絶賛する投稿が相次ぐ一方で、ふと「なんかあったらとか考えちゃってさ、今回特に」と言った蓮の言葉に「今回って言った?」「信じて良いんだよね?」という不安の声も…。翌日、相良が登校し、疑いの目を向けるクラスメイトに文化祭の事件を起こしたのは自分であること、その理由が嫉妬であったこと、お金さえ払えばなんでもやる浜岡に頼んだことを打ち明ける。一方で、鵜久森と話した後に浜岡に何かしてやろうかと言われたが断ったこと、そして鵜久森に何かしたのは自分ではないことを話す。さらに、これまでの自分の言動について「すまなかった」と頭を下げた。また、相良と行動を共にしていた迫田、瓜生(山時聡真)、向坂(浅野竣哉)もこれまで自分たちがしてしまったことを土下座をして謝罪。そして相良に対し、勝手な想像で犯人だと疑ってしまったことを東風谷、阿久津らも謝罪した。それでもなお苦渋の表情を浮かべるクラスメイトに対して、里奈は「許す、許さないはそれぞれあっていい。大事なのは考え続けることだと私は思います」と告げる。相良が涙ながらに訴えるシーンでは「圧倒的演技力」「涙で前が見えない」「鵜久森にも聞いて欲しかった」という投稿が続出。一方で、沈黙を続ける西野(茅島みずき)らの姿に「なんでいじめた女子は謝らないの?」疑問の声が上がった。クラスメイトに謝罪した相良に対し里奈は「本当は、もう1人謝りたい人がいますよね」と言い、2人で鵜久森の家を訪ねる。相良は「娘さんにひどいことをしてしまいました」と母・美雪に打ち明ける。これに対し、美雪は鵜久森が「ずっとすごい同級生だって自慢してた」と相良に伝える。これを聞いた相良は、号泣しながら何度も鵜久森の遺骨に向かって「ごめんなさい」と謝罪する。この姿に「もう遅いんだよ…」という声があがる一方で「涙腺崩壊」「泣ける」「演技力にしびれた」「鵜久森さんに届け…」という投稿が相次ぎ、相良を責めずに見守る母・美雪に対しても「お母さんすごい」「こんな対応できない」という投稿や、「相良と鵜久森が友達の世界線も見たい」という声も上がった。怒涛の展開を迎えた第8話は、迫田らが浜岡の元に行き「なんで学校にいたんだ?」と問うシーンで終わり「結局、犯人は誰?」「1週間も待てない」と次週を待ちわびる声が続出している。第9話あらすじ鵜久森(芦田愛菜)の事件の後で雲隠れしていた浜岡(青木柚)を、迫田(橘優輝)たちが発見。「事件の日…なんで学校にいたんだ?」…問い詰める迫田に、浜岡は人に頼まれたからだと答える。さらにその人物は3年D組のある生徒だと言う。迫田らの報告を受けた九条(松岡茉優)は、学校に忍び込んだ浜岡が鵜久森にとって“誰にも知られたくない何か”を見つけたのではないかと推察。鵜久森が命を燃やして守ろうとしたのは、一体何だったのかと頭を巡らせることに。翌日、九条と3年D組はその「ある生徒」から直接話を聞こうとするが、その人物は登校をしなかった。その時、九条の頭を“最悪”の状況がよぎる。もしもその人物が罪の意識に苦しめられ、絶望していたとしたら。慌てて教室を飛び出し、捜索に走る九条。生徒に“最悪の終わり”を選ばせては、絶対にいけない! 九条と同じ思いのD組全員も教室を飛び出し…。ついに、一つの事件の「真相」へと迫る第9話。人は、その罪をどう背負うべきか。償うべきか。そして命を燃やした生徒は、最後どんな顔をして過ごしたのか。一つの罪の真理に迫る、衝撃の第9話。「最高の教師 1年後、私は生徒に■された」は、毎週土曜日22時~日本テレビにて放送。(シネマカフェ編集部)
2023年09月10日2023年6月29日に、急性腎障害で入院が伝えられていた俳優の佐野史郎さんが、SNSを介して退院を報告しました。同年7月8日には、佐野さんが自身のTwitterを更新し、「日々、快方に向かっております」とファンに向けてメッセージをつづっています。ご心配をおかけしましたが、急性腎障害による検査入院を終え、無事、退院いたしました。腎機能が悲鳴をあげてはおりましたが、日々、快方に向かっております。これからは、もっともっと体調に気をつけなきゃ‼︎です。熱中症など大敵‼︎みなさまも水分補給、しっかりと!侮ると大変なことに— 佐野史郎 (@shiro_sano) July 8, 2023 佐野さんは、2021年にも、テレビドラマ『リコカツ』(TBS系)の出演中、腎臓機能障害で入院をしています。そのため、今回入院が伝えられた際には、ファンから心配の声があがっていましたが、佐野さんの元気なメッセージに安堵の声が寄せられました。・水分補給、大事ですね!自分も気を付けたいです。・ご無事でよかった!夏本番なので、くれぐれもご自愛ください。・安心しました。無理は禁物ですね。また、Instagramでは長文のメッセージを投稿し、終わりに「今しばらく、この世界で、よりよい時間が過ごせるよう、もがいていかなきゃならいとも思うのでした」ともつづっていた、佐野さん。健康面の不安は誰もが抱くからこそ、その言葉に意識を改めた人は多くいたようです。[文・構成/grape編集部]
2023年07月08日2023年6月29日、俳優の佐野史郎さんがInstagramを更新。急性腎障害で入院になったことを明かしました。佐野史郎、急性腎障害で入院に2021年にも、テレビドラマ『リコカツ』(TBS系)の出演中、腎臓機能障害で入院をした、佐野さん。佐野史郎が体調不良によりドラマの降板を発表ネットで「ショックすぎる」の声その際、多発性骨髄腫が発覚するも、維持療法を続けて寛解していたそうです。今回の急性腎障害では、10日ほどの入院になるのだとか。再発の可能性は考えにくいとのことですが、今回の入院について次のように明かしています。一昨年入院した時も腎機能障害から多発性骨髄腫が発覚し、ですが、そちらは現在は寛解し、維持療法を続けて順調に過ごしていたところでした。今回は再発の可能性は考えにくいとのこと。再発予防の維持療法の薬剤の副作用の可能性などを詳しく検査するための検査入院です。その間のお仕事をお断りしなければならず、各方面に多大なるご迷惑をおかけいたしますが、何卒、ご理解とご容赦のほど、よろしくお願いいたします。sanovabitchーより引用 この投稿をInstagramで見る 佐野史郎(@sanovabitch)がシェアした投稿 入院の期間中は、ラジオ番組などの出演を見送るとのこと。「臓器、腎臓には負担をかけないよう、今後、気を付けて過ごさねばなりません」と、佐野さんは今後に対する思いを次のようにつづりました。これから先、仕事に支障が出ないよう、心して臨み、体をいたわりつつ、着実に取り組んで参りたいと存じます。sanovabitchーより引用佐野さんの投稿には、ファンから「お大事になさってください」「ゆっくりと休んで」などのコメントが寄せられています。佐野さんが再び元気に活動する姿を心待ちにしたいですね。[文・構成/grape編集部]
2023年06月29日『RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI「TIME」』が、2024年3月28日(木) から4月14日(日) に東京・新国立劇場 中劇場、4月27日(土) ・28日(日) に京都・ロームシアター京都 メインホールで上演されることが決定した。『TIME』は、長年にわたる深い信頼関係のもとコラボレーションを続けてきた坂本龍一と高谷史郎が新たなコンセプトを追求し、坂本の音楽、高谷のヴィジュアル・デザインにより創り上げられた作品。2021年に世界最大級の舞台芸術の祭典「ホランド・フェスティバル」(オランダ・アムステルダム)で世界初演され、演者の動き、光と映像、水を駆使した表現は、満場のスタンディングオベーションを呼び起こした。なお楽曲は坂本が生前に書き下ろしたものが披露される。日本初上演となる今回は、ダンサー、そして俳優としても国際的に活躍する田中泯のほか、笙奏者の宮田まゆみ、ダンサーの石原淋が出演者として名を連ねている。<公演情報>『RYUICHI SAKAMOTO + SHIRO TAKATANI「TIME」』2024年3月28日(木)~4月14日(日) 東京・新国立劇場 中劇場2024年4月27日(土)~4月28日(日) 京都・ロームシアター京都 メインホール音楽・コンセプト:坂本龍一ヴィジュアルデザイン・コンセプト:高谷史郎【出演】田中泯:ダンサー宮田まゆみ:笙奏者石原淋:ダンサー公式サイト:
2023年04月13日女優の木村佳乃と俳優の加藤清史郎、子役の新津ちせが出演する、KUMONの新CM「あの頃インタビュー(加藤さん)」編、「あの頃インタビュー(新津さん)」が、6日から公開される。新CMは、わが子の教育に何が良いか検討中の母親を木村が演じ、KUMONに通っていた加藤と新津へのインタビューを通して、その魅力に迫る。「加藤さん」編では、加藤が自身の経験を語りながら「やっぱり支えてくれる人あっての……僕ですから」とキメ顔を披露する。あわせて公開されたWEB動画では、新津がプロダンサー3人組のボーイズグループ・パワーパフボーイズとともに「くもん、いくもん」の歌に乗せて、パワフルなダンスに挑戦している。
2022年10月06日ミュージカル『るろうに剣心京都編』に出演する、加藤清史郎さんのインタビューをお届けします。回転する客席をステージが360度取り囲む日本唯一の劇場・IHIステージアラウンド東京で、ミュージカル『るろうに剣心京都編』2年越しの幕が開く。「2年前、3年間のイギリス留学から帰国して、本格的に仕事に復帰するという久々のミュージカルがこの作品だったんです。それがコロナで中止になってしまって、出はなをくじかれた感覚になり、それなりに落ち込む時期もありました。でもこうして上演が決まり、むしろ以前より作品に対する想いが強まりました」加藤清史郎さんが演じるのは、主人公・緋村剣心と対立する瀬田宗次郎。幼少期の辛い記憶から喜怒哀楽の楽以外の感情が欠落した青年だ。「人気の高い作品で、ファンの多い役柄。外見よりももっと“宗次郎ってそうだよね”というところを目指したいです。そのために殺陣はもちろん、彼の背負う過去の悲惨さや、ある意味で感情を捨てたからこその強さをいかに表現していくかが課題です。頭だけで考えて演じようとすると、真似にしかならないと思っていて。僕は“宗次郎の中に生息する”という言い方をするのですが、ただ笑っているのではなく、どのセリフにどう楽しさを感じて何を考えているか…たとえば、微笑み具合ひとつとっても場面によって微調整が大事だと思いますから、ひとつずつ丁寧に読み解いていけたらと」原作漫画は、出演が決まってから読んだそうだけれど、今やすっかり“るろ剣”ファン。だからこそ「より宗次郎でありたいし、ファンとしてはそうやってキャラクターを考察するのも楽しいです」と語る。宝塚歌劇団の舞台でも本題材を舞台化した小池修一郎さんが脚本・演出を手がける。加藤さんは、留学前に出演したミュージカル『エリザベート』のほか、昨年にも小池さん演出の『ニュージーズ』に出演。「プロデューサーさんもおっしゃっていたのですが、小池先生は妥協を知らない演出家なんです。役者やスタッフさんからすると、初めて聞いたときは無茶だろうと思うような高いレベルのことを要求されるのですが、本番までには達成できるよう役者を成長させてしまう。しかも、見た目にも芸術性の高い演出をされるので、役者に立ち位置を指示するときに、舞台に0123…ってナンバリングされているのですが、『2.7辺りに立って』などとおっしゃるんです。そんな細かいところまで…と初めは思うのですが、完成を見るとどの席から観ても美しい舞台に仕上がっている。その小池先生が、この特殊な劇場でどう見せてくれるのか、るろ剣ファンとしてもミュージカルファンとしても楽しみです」『るろうに剣心京都編』かつて“人斬り抜刀斎”と恐れられた剣客・緋村剣心(小池)の元に、志々雄真実(黒羽)が国家転覆を謀っているという報せが届く。薫(井頭)らが止めるのも聞かず、剣心は京都に向かうが…。5月17日(火)~6月24日(金)豊洲・IHI ステージアラウンド東京原作/「るろうに剣心‐明治剣客浪漫譚‐」和月伸宏(集英社 ジャンプコミックス刊)脚本・演出/小池修一郎(宝塚歌劇団)出演/小池徹平、黒羽麻璃央、松下優也、加藤清史郎、岐洲匠、奥野壮、井頭愛海、鈴木梨央、伶美うらら、山口馬木也、加藤和樹ほか全席指定1万4500円ステージアラウンド専用ダイヤル TEL:0570・084・617(11:00~16:30)かとう・せいしろう2001年8月4日生まれ、神奈川県出身。1歳1か月から俳優として活躍。英国留学を経て帰国後も出演作多数。7月よりミュージカル『BE MORE CHILL』に出演。ストライプジャンプスーツ¥49,500ブーツ¥69,300(共にSHAREEF/Sian PR TEL:03・6662・5525)ニットベスト¥4,950(remer/Sian PR)アクセサリー、パール¥3,850シルバー¥5,500(共にLHME/Sian PR)※『anan』2022年5月18日号より。写真・小笠原真紀スタイリスト・金 順華(Sable et plage)ヘア&メイク・宮内宏明(M’s factory)インタビュー、文・望月リサ(by anan編集部)
2022年05月15日音楽家の坂本龍一とアーティストの高谷史郎、山口情報芸術センター[YCAM]による展覧会『ART–ENVIRONMENT–LIFE 2021』が、10月8日より山口情報芸術センター[YCAM]にて開催される。山口市をはじめとする山口県央連携都市圏域で開催する「山口ゆめ回廊博覧会」の一環として開催される同展。2013年にYCAMの開館10周年記念イベントの一環として開催した坂本龍一の展覧会『ART–ENVIRONMENT–LIFE』の展示作品3作品を一部改訂して再度展示で、いずれもアーティストの高谷史郎と共同で制作。自然と人間社会の境界で長い時間をかけて発展してきた「庭」という文化の形式に、多くのインスピレーションを受けて制作されたインスタレーション作品だ。水滴と波紋、樹々の生命活動の痕跡がもたらす揺らぎ、霧と移ろう映像、そしてそれらを包み込むサウンド。不定形で、刻々と変化する作品たちは、画一的な意味に収まることなく、鑑賞者を社会や日常生活の外にある、自然や環境のリズムや諧調へとシンクロさせていく。会場はYCAMだけに留まらずに、駅通りにオープンしたYCAMの分館に当たるサテライトA、そして雪舟庭で知られる常栄寺の3カ所。景観とともに、作品を鑑賞することで、大きな時間の流れをより深く感じることができるだろう。坂本龍一+高谷史郎《LIFE ―fluid, invisible, inaudible... 》撮影:丸尾隆一(YCAM)提供:山口情報芸術センター[YCAM]坂本龍一+YCAM InterLab 撮影:山中慎太郎(Qsyum!)提供:山口情報芸術センター[YCAM]【開催概要】坂本龍一+高谷史郎+YCAM『ART–ENVIRONMENT–LIFE 2021』会期:2021年10月8日(金)〜2022年1月30日(日)時間:10:00〜18:00※常栄寺は16:30まで休館日:火曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)料金:無料(常栄寺雪舟庭入場料は別途必要)会場1 山口情報芸術センター[YCAM]スタジオA会場2 山口情報芸術センター[YCAM]サテライトA会場3 常栄寺(山口県山口市宮野下2001)※会期中の土日祝日は各会場をつなぐシャトルバスを運行※ギャラリーツアーあり(定員制、要事前申込)※2021年10月23日(土)、 24日(日)はYCAMスタジオBにて小泉明郎『縛られたプロメテウス』を上演(要チケット購入)
2021年09月21日毎年6月に開催されるオランダ・フェスティバルは、アヴィニョン国際演劇祭やエディンバラ国際フェスティバル等と同じく1947年に始まった、もっとも歴史と実績のある国際舞台芸術祭のひとつ。コンセルトヘボウ、市立劇場ほか、アムステルダム市内のあらゆるスペースで、大物から気鋭の若手まで、世界中の注目すべきアーティストによるオペラ、演劇、ダンス、コンサート、マルチメディアなど、あらゆるジャンルのパフォーミングアーツ公演が、約一か月間にわたって繰り広げられる。2019年からは「アソシエイト・アーティスト」制度を取り入れ、その年のフェスティバルを象徴するアーティストを1~2名選んでフォーカスし、彼/彼女ら自身の作品上演と、関連するアーティストの公演やイベント等を行い、多角的にその魅力を紹介する方針を打ち出している。今年は坂本龍一が、フランスのジゼル・ヴィエンヌ(振付・演出・美術等を担い多様な表現を展開するマルチアーティスト)とともにアソシエイト・アーティストに選ばれており、6月18日夜、坂本の最新作である〝言葉のないオペラ〟『TIME』が、アムステルダムのガスホルダー(Gashouder, Westergas)で世界初演された。『TIME』より田中泯(c) Sanne Peper『TIME』より田中泯(c) Sanne Peper『TIME』より田中泯と宮田まゆみ(c) Sanne Peper夏目漱石の『夢十夜』の第一話と謡曲『邯鄲』をモチーフに、夢幻能の時間や自然観を意識して創作された坂本の楽曲(クレジット:音楽・コンセプト)と、これまでにも『LIFE』『ST/LL』などで坂本とコラボしてきたダムタイプの高谷史郎による演出(クレジット:ビジュアルデザイン・コンセプト)。田中泯と笙奏者の宮田まゆみによる出演で、 静謐な時が流れる70分間のパフォーマンスが上演された。終演後、体調に配慮して来訪を控えた坂本に代わり、高谷がコメントを発表した。「新型コロナ・ウイルスの世界的な感染拡大という難しい状況の中、歴史あるオランダ・フェスティバルで、私たちの新作パフォーマンス『TIME』を世界初演できたことを心から感謝しています。本当に奇跡的なことと思います。坂本龍一さんの素晴らしい音楽を中心に、田中泯さんの「オドリ」、宮田まゆみさんの笙の響きが、ユニークなGashouderの空間に見事に調和しました。坂本さんとのコラボレーションにおいて、私たちは「時間」「空間」という概念について常に考えてきました。とりわけ、「時間」というものは、過去・現在・未来という一定方向に流れるものと考えられていますが、それはあくまでも人間が作った概念=システムであって、効率のためにそのシステムを利用しているだけなのです。そして、効率よく利用しているはずのつもりが、私たちはいつの間にか「時間」に囚われてしまっている。『TIME』では、時間にまつわる二つの物語がベースになっています(夏目漱石「夢十夜・第一夜」「邯鄲」)。時間の感覚はひとそれぞれだと思います。オランダ・フェスティバルでぜひこの作品を体験していただければと思います。」『TIME』は翌6月19日にも上演され、オランダ・フェスティバルではこの後20日、27日にも上演。27日16:00(日本時間23:00)開演の回は国際ライブ配信される。文:伊達なつめオランダ・フェスティバル公式サイト内『TIME』公演ページHolland Festival 2021: TIME()<『TIME』今後の上演予定>6月20日(日)20:00(日本時間21日3:00)現地劇場公演のみ6月27日(日)16:00(日本時間23:00)国際ライブ配信(14.5ユーロ/チケット購入後、日本時間29日23:00まで視聴可能)
2021年06月20日2021年5月4日に、俳優の佐野史郎さんが体調不良により、急遽入院することを発表しました。佐野さんは、同年4月から始まったテレビドラマ『リコカツ』(TBS系)に、水口武史役で第3話まで出演。腎臓機能障害の発見を受け、入院することになったため、同ドラマの出演は降板するとのことです。同ドラマのウェブサイトは、第4話から水口武史役を俳優の平田満さんに交代すると発表しました。佐野さんは、ウェブサイト上で、次のようなコメントをつづっています。このたび、思いもよらぬ腎臓機能障害の発見により、急遽、入院せざるをえない状況となり、水口武史役を続投することができなくなってしまいました。プロの俳優として恥ずかしい限りです。ですがその中で、愛する水口武史役を平田満さんが快くお引き受けくださるとうかがい、大変ありがたく、うれしく、心より感謝いたしております。金曜ドラマ『リコカツ』ーより引用突然の発表に対し、ネットでは「ショックすぎる」「今は体調を優先して、ゆっくり休んでください」といった声が上がりました。俳優の北川景子さんや永山瑛太さんをはじめ、豪華な出演者たちによる異色のラブストーリーで注目を集めているテレビドラマ『リコカツ』。作中でいきいきと役を演じていた佐野さんにとって、突然の降板はとても残念だったに違いありません。佐野さんには、体調の回復を第一に、ゆっくりと身体を休めてほしいですね。[文・構成/grape編集部]
2021年05月04日唐沢寿明主演、仲間由紀恵、栗山千明らが出演する「24 JAPAN」19話が2月19日放送。佐野史郎演じる鬼束か、栗山さん演じる伊月か…CTUにいるはずの“もう1人の内通者”は誰かを巡る視聴者の考察合戦が白熱している。世界的人気ドラマ「24-TWENTY FOUR-」をテレビ朝日と20世紀FOXが共同でリメイクする本作は、原作シーズン1をベースに日本初の女性総理候補の暗殺計画を巡る総選挙前夜からの“24時間”を1話1時間のリアルタイムで描いていく。今回は18時~19時の1時間の物語が展開。CTU(テロ対策ユニット)第1支部A班班長・獅堂現馬に唐沢さん。テログループに命を狙われる日本初の女性総理候補で、自らの支持者たちと“対決”しようとしている朝倉麗に仲間さん。獅堂の部下で一時期は親しい関係でもあった水石伊月に栗山さん。現馬と麗を狙うテログループに誘拐され救出されるも隠れ家が襲われ脱出。逃走中に車が転落し記憶を失った現馬の妻・六花に木村多江。現馬の娘で誘拐犯の男に惹かれ、そのアジトに身を寄せている娘・美有に桜田ひより。麗の夫で家族の過去を隠蔽しようと考えている遥平に筒井道隆。麗の息子で妹を襲った相手を殺したが、その過去を明かす決意をし麗を説得した夕太に今井悠貴。CTUの南条巧に池内博之。CTUのマイロに時任勇気。美有を誘拐したKENこと研矢に上杉柊平。妻子が行方不明になっていることを現馬に隠しているCTUの東京本部第1支部長・鬼束元司に佐野さん。7年前、現馬に家族を殺され復讐に燃えるアンドレ・林に村上淳といったキャスト。※以下ネタバレを含む表現があります。ご注意ください。アレクシス・林(武田航平)が午後7時20分から5分間だけ御殿場の“A51地区”を停電させようとしていることを知った現馬は、鬼束とともにA51地区に。鳥獣保護区となっている同地区に違和感を覚える2人のもとに謎の車列が現れる。記憶喪失になった六花は友人の医師・浜畑圭介(西村直人)に付き添われ自宅に戻るが、テログループの暗殺者が六花を狙う。あわやのところで南条が助けに来るが、圭介は撃たれてしまう。研矢たちのアジトに身を寄せた美有だが、仁(蕨野友也)に剛(犬飼貴丈)が死んだことを継げると仁は逆上。さらに仁の“取引相手”が警察で、身柄を拘束されてしまう。そして麗はついに夕太の問題を会見で公表する…というのがこの1時間での出来事。家族のことが気になる現馬のスマホを借りるふりをして電源を切ってしまうなど、現馬を家族やCTUから孤立させるような行動を取る鬼束に「支部長怪しいんだけどどうなんだろ」「佐野史郎さんの演技がどことなく怪しい雰囲気」「佐野さん怪しすぎません?」などといった声が。また六花と美有を匿ったうえでその場を離れた途端、2人が襲われるなど伊月にも「水石必死すぎてあやしくない!?」「そろそろ水石も裏切りそうな予感が」と、2人に“疑念”を抱く視聴者からの声が続々とSNSに投稿。現馬が語る“CTU内部にいる(明智菫以外の)もう1人の内通者”が誰なのか、原作通りなのかも含め視聴者の考察合戦が熱く盛り上がっている。(笠緒)
2021年02月20日エルメス(HERMÈS)は、新作ジュエリーコレクション「ブラック・トゥー・ライト」を発表。2020年9月5日(土)から9月13日(日)まで、銀座メゾンエルメス 10階にて公開される。相反する素材で表現する”闇と光”のジュエリーエルメス「ブラック・トゥー・ライト」は、ジュエリー部門 クリエイティブ・ディレクター ピエール・アルディの”相反する要素の競演”という発想によって誕生したコレクション。光を鮮明に映し出す黒と、ピンクゴールドの柔和な輝きを対比させ、ジュエリーの魅力をより際立たせた。ジュエリーの中で、エルメスの匠の技を感じられるのが、ブラックストーンの加工。特に、ブラックスピネルのパヴェセッティングには、ダイヤモンドに比べて約2倍の作業時間を要すると言われる。高度な職人技があるからこそ、この「ブラック・トゥー・ライト」は完成している。「シェーヌ・ダンクル」や「ケリー」などエルメスを象徴するモチーフ本コレクションでは、「シェーヌ・ダンクル」や「ケリー」、「ギャロップ」などのメゾンのジュエリーモチーフを再解釈。「ブラック・トゥー・ライト」の黒と光によって、新たな表情を見せる。まるで小宇宙のような会場に日本人アーティストの高谷史郎が手掛けた会場は、まるで“小宇宙”のような空間。黒い砂浜と波の泡のコントラストに着想を得たインスタレーションとなっており、“闇と光”の魅力をもつジュエリーがその空間に呼応する。【詳細】エルメス「ブラック・トゥー・ライト」会期:2020年9月5日(土)〜9月13日(日)会場:銀座メゾンエルメス 10階住所:東京都中央区銀座5-4-1時間:11:00〜20:00(日曜日は19:00まで) ※混雑状況により、入場制限を行う可能性あり。【問い合わせ先】エルメスジャポンTEL:03-3569-3300
2020年08月29日俳優の佐野史郎(64)が、20年1月14日から放映する連続ドラマ『10の秘密』(カンテレ・フジテレビ系)で復帰すると発表された。佐野は今年11月、年末バラエティー特番『ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)』(日本テレビ系)収録中に第三腰椎を骨折。全治2カ月と診断され、入院していた。同ドラマは、主人公・白河圭太(向井理)の娘が誘拐されたこと機に次々と事件が巻き起こるサスペンス。佐野は、圭太の元妻・由貴子(仲間由紀恵)が顧問弁護士を務める帝東建設の社長・長沼豊を演じる。佐野といえば92年の『ずっとあなたが好きだった』や、93年に『誰にも言えない』(共にTBS系)で演じた強烈な役柄が注目を集めた。俳優を本業とするいっぽうで、ライフワークでもある小泉八雲の朗読会も定期的に開催。さらに8月には、松任谷正隆(68)ら著名アーティストと共にスペシャルバンドを結成。佐野はボーカルを担当し、配信リリースも行った。しかし、怪我によって予定されていた各種イベントは延期に。多方面で活躍する佐野を案じる声が相次いでいた。そんななか、佐野は11月25日にブログで退院を報告していた。完治にはまだ時間を要するものの、順調に回復に向かっているという。また、『ガキの使いやあらへんで!!』についてもこうつづった。《年末の「ガキの使いやあらへんで!年末スペシャル(仮)」の放送内容は、まだ未定とのことですが、番組制作におかれましては、今後、二度とこのような事故の起こることのないようお願いいたしますとともに、出演者といたしましても、事故のないよう慎重に仕事に取り組んでいかねばならないと教わりました》また12月5日にもブログを更新し、今年一年を振り返った佐野。《令和元年も残すところ、あとわずか。怪我を教訓として、悔いなく過ごさねば!!》とポジティブな姿勢を見せた。退院から短期間で復帰発表した佐野に、ネットでは安堵の声が広がっている。《バラエティー企画内での骨折ニュースでは心配しました。連ドラ出演まで体調が復活されたのは、本当に良かったと思います。元気なお姿を楽しみにしています》《無理のない動きでまた怪演を期待してます。本当に無理しないでね!》
2019年12月11日「うちに連絡があったのは、(事故発生から3時間後の)11月6日の夜11時ごろでした。“史郎さんが収録中に大けがをした”という連絡で、大騒ぎでしたよ」と語るのは、俳優・佐野史郎(64)の義母(83)。佐野は年末放送予定の『ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)』(日本テレビ系)の撮影中に腰椎を骨折し、全治2カ月の重傷を負った。事故が発生したのは6日午後8時ごろ、茨城県内で恒例企画「笑ってはいけない」シリーズのロケ中だった。「佐野はドラム缶の上部を覆う板の上であぐらをかき、ラーメンをすすっていました。缶の中で液体窒素を入れたペットボトルを破裂させ、その力で浮いた状態でもラーメンをすすり続けるという企画だったのですが、破裂のショックで佐野は、第三腰椎を骨折してしまったのです」(テレビ局関係者)佐野は現在入院中で、2週間の安静が必要だという。彼と妻で女優の石川真希(59)は東京郊外にある二世帯住宅で生活している。2階は佐野夫妻、そして1階は石川の両親が暮らしているのだ。ドラマ『ずっとあなたが好きだった』(TBS系)では実母から溺愛される“冬彦さん”を演じていた佐野だが、実生活では二世帯同居している義母から溺愛されている。かつて本誌の取材に対し、義母は、こう語っていた。「史郎さんのドラマは、もちろん全部チェックしています。『今度はどんな役かな?』と、いつも楽しみにしています」そんな義母にとって、今回の佐野の負傷と入院は、かなりのショックだったようだ。「役者ですし、あまりバラエティ番組には出ないのですが、今回は年末の特番で、“どうしても”と、頼まれて出演することになったようです。腰椎を骨折していますから、病院でもベッドの上で横になったきり動けません」ーー「笑ってはいけない」の撮影で、液体窒素を使って浮き上がる企画だったそうですね。「まったくバカバカしすぎて(家族としては)笑えませんよ。まぁ、本人も承知して出演したのでしょうけど……」ため息をつく義母。しかし佐野の病室での様子を聞くと、少し声が明るくなった。「史郎さんが『動けないけれど頭はしっかりしているから、ここで仕事するよ』と言うので、台本とか執筆用のパソコンとかを病室に運びこみました。早く完治して、“笑い話”になればいいのですが……」誰よりも強く佐野の復帰を願っているのは、もしかしたら義母なのかもしれない。
2019年11月15日俳優の佐野史郎(64)が11月9日、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」(日本テレビ系)の構成作家・高須光聖氏(55)の発言にTwitterで反論した。しかし12日には高須をフォロー。そのオトナな対応が話題を呼んでいる。佐野は11月7日、自身のブログで年末に放映される予定の「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)」(同局)の収録中に負傷したと発表した。「ドラム缶の中に液体窒素を入れ蓋をし爆発させるのですが、その蓋の上でラーメンを食べるという企画」と説明し、「想像以上の衝撃の強さに耐えきれず、第三腰椎を骨折してしまいました」と報告。しかし、「番組放送に関しましては、私の負傷で笑えない状況にならないよう放送されることを、心より願っております」とつづっていた。しかし各メディアによると、9日に高須氏は「ナイツのちゃきちゃき大放送」(TBSラジオ)で佐野が「もっとこうしたい」「思い切ってやりたい」として積極的だったとスタッフから聞いたと明かしたという。すると佐野は同日、Twitterで高須の発言が報告されると《そんなこと、一言も言ってません》と投稿。続けて《スタッフの方から安全であることを確認した旨、うかがった上で挑戦した経緯です》ともつづり、さらに《安全であるということを信じた上ででしたが、「もっとこうしたい」と言った記憶はないなあ?「やるなら、やるしかないか」とは言ったかもしれません》ともツイートした。すると高須は11日、Twitterでこう述べた。《ラジオでスタッフから聞いた話をしっかり確認もとらずに話した事で、療養中の佐野さんに嫌な思いをさせてしまったことについて、放送日の夜、番組プロデューサー経由で事務所の方に連絡をとり、行き違いが起きた説明と、謝罪の気持ちをすぐにお伝え致しました》続けて直接謝罪をしに行こうとしたところ、佐野の事務所から「気持ちは伝わってる」と丁寧な返答があったとも報告。さらに《今朝、改めて佐野さんに謝罪のメッセージを事務所の方を通して送らせて頂きました》《佐野さんより、心あるお返事を番組のプロデューサー経由で受け取りました。今は1日も早い佐野さんの回復を願うばかりです》とつづった。12日、佐野も《高須さんからもご丁寧なお詫びのお言葉いただきました。ありがたいです》とツイート。そして、こうつづった。《みなさんテレビ、ラジオ、どの番組も面白くしたいとの一心なのは同じですから。あやまちがあれば、そこから学び直すのみ!勉強になりました》今回、佐野は全治2カ月大ケガを負った。しかしそのキッカケとなった番組の作家が不用意な発言をしたにも関わらず、「あやまちがあれば、そこから学び直すのみ」と“大人の対応”をみせた配慮した佐野。ネットでは絶賛の声が上がっている。《そのあやまちに、腹を立て事を荒立てることなく常に温厚に対応されている佐野さんを尊敬します。これからも応援しています。佐野さんの回復を心からお祈り申し上げます》《こういう人間味に溢れる人だからこそ、狂気に満ちた怪演で見る人を引き込むことができるんでしょうね。ギャップが素晴らしい》《佐野さんの人柄が好きになりました。これからも応援したいと思います》いっぽう番組には《万が一佐野さんがそう言ったとしても、責任は番組にある。言い訳に使っちゃいけない》《佐野さん平身低頭なのに高須は何がしたいの!?もう笑う次元を通り越して、憤りしかない》《このネタで入院する羽目になったんやねと視聴者に思われてしまうのもどうなんだろうね》と厳しい声がネットでは止まない。「ドランクドラゴン・塚地武雅さん(47)が役者業に進出することに負い目を感じていたとき、佐野さんは『銀幕は喜劇人たちのものなんだよ』『そもそも君たちのものでもあるんだよ』と話して勇気付けてくれたそうです。また岡田将生さん(30)や貫地谷しほりさん(33)は共演するたび、佐野さんの博学さに感嘆。その知識を丁寧に話してくれる姿に安心感を覚えるので、佐野さんのお陰で現場がいい雰囲気になると感謝していました。佐野さんは『ガキ使』に対してあくまで『番組を放映してほしい』というスタンスですが、そうした佐野さんの大らかで誠実な人柄に支えられているんだと制作側は肝に銘じるべきでしょう」(映画関係者)
2019年11月12日俳優の佐野史郎(64)が11月7日、年末バラエティー特番「ガキの使いやあらへんで!!年末スペシャル(仮)」(日本テレビ系)の収録中に第三腰椎を骨折したと報じられた。ネット上では、突飛な企画で骨折してしまった佐野を心配する声が相次いでいる。佐野は同日に日本テレビを通じ、コメント。いっぽうで、ブログでも事のあらましを報告した。まず《この度、日本テレビにて放送予定の年末バラエティ番組「ガキの使いやあらへんで!!スペシャル(仮)」の収録中に負傷し、入院することとなりました》と報告。《番組スタッフ、キャスト、関係者各位の皆さまに多大なご迷惑、ご心配をおかけいたしました。心よりお詫び申し上げます》とお詫びした。負傷の経緯については《ドラム缶の中に液体窒素を入れ蓋をし爆発させるのですが、その蓋の上でラーメンを食べるという企画でした》と説明し、《想像以上の衝撃の強さに耐えきれず、第三腰椎を骨折してしまいました》と告白した。各メディアによると、佐野が負った骨折は全治2カ月。他の活動にも支障をきたしているという。12月22日に沖縄で予定されていた朗読会も中止に。同イベントは首里城再建に向けたチャリティイベントでもあったという。だがそんな状況にもかかわらず、佐野はTwitterでファンからのお見舞いメッセージに丁寧に返信をしているのだ。その数、40件以上。そのため、《佐野史郎さんええ人やなぁ》《佐野史郎さんが良い人すぎる。腰椎骨折って大変だろうに…》という声が上がっている。報道によると佐野が収録した当該シーンの放送について、日本テレビは「検討中」とコメントしているという。いっぽうで佐野はファンからの《とても心配しております。ニュースで知り、いてもたってもおられずついにツイッターを始めた次第です。 くだんの放送もできれば拝見させていただきたいものです》というツイートに、《ガキつか、放送してほしいなあ。 身体張ったからなあ上島さんと出川さんは、やはりスゴかったです!》とポジティブな返信をしている。一日も早く快癒して、笑顔を見せてくれることを祈るばかりだ――。
2019年11月09日日本を代表するメディアアーティストグループ・ダムタイプによる個展「ダムタイプ―アクション+リフレクション(Dumb Type. Actions + Reflections)」が、11月16日から2020年2月16日まで、東京都現代美術館にて開催される。Dumb Type《Playback》©Centre Pompidou-Metz / Photo Jacqueline Trichard / 2018 / Exposition Dumb Typeダムタイプは、ヴィジュアル・アート、建築、コンピューター・プログラム、音楽、映像、ダンス、デザインなど様々な分野の複数のアーティストによって構成されるグループ。1984年に京都市立芸術大学の学生を中心にマルチメディア・パフォーマンス・アーティスト集団として京都で結成された。1980年代バブル経済における表層性の中にあった「情報過剰であるにもかかわらずこれを認識できていない(=ダム)状態」を敏感にとらえ、鋭い批評性をもって活動を展開。多くの言葉を使う演劇集団の空疎さに対する抵抗として「ダム(セリフの排除)」という手法を選択し、装置、映像、音、パフォーマーの生の身体によって作品を構成。デジタルと身体が新たな関係を持つことで生まれる「ポストヒューマン」のヴィジョンを、その革新的な視覚言語と思想によって、日本から世界に先駆けて表現したパイオニアである。ダムタイプ結成35周年にあたる2019年に開催する今回の個展は、2018年にフランスのポンピドゥー・センター・メッス分館において開催された個展の作品群や新作にパフォーマンスアーカイブなどを加え、よりバージョンアップした内容となる。新作を含む6点の大型インスタレーションによって構成される大規模個展であるとともに、中心的なメンバー古橋悌二の没後も独自のスタイルで若手アーティストに大きな影響を与える高谷史郎や池田亮司らに加え、若いメンバーを得て活動を続けるダムタイプの、まさに「ダムタイプ - タイプ」といえる卓越したあり方を包括的にみせる試みとなる。Dumb Type《S/N》Photo: Yoko Takatani会場では、古橋生前のパフォーマンス《Pleasure Life》に基づく《Playback》、初演時の舞台装置の再現《pH》、「人間の条件」展(1994)と同年の舞台《S/N》による作品《LOVE/SEX/DEATH/MONEY/LIFE》や、古橋没後の3つのパフォーマンスを再構成した《MEMORANDUM OR VOYAGE》(2014)に加え、古橋悌二《LOVERS》(1994/2001、second edition、国立国際美術館所蔵)を展示し、卓越したサウンドデザインによる空間体験を提供。なお、《LOVERS》は2020年1月19日まで展示。また古橋生前と没後の系譜、現在までを俯瞰的に追いながら、ダムタイプという集団が持っていた独創性、そして現在のインターネット社会においても通じる彼らの先駆的なメッセージを、メンバーや新旧世代の研究者・関係者等による展示によって紹介。多数の作品写真を含む、図録を兼ねた作品集(予価 3,000円)もあわせて刊行する。会期中には関連プログラムの開催も予定。詳細については、東京都現代美術館ウェブサイトにて順次発表される。【展覧会情報】ダムタイプ―アクション+リフレクション(Dumb Type. Actions + Reflections)会期:11月16日〜2020年2月16日会場:東京都現代美術館 企画展示室1F住所:東京都江東区三好4-1-1時間:10:00〜18:00(展示室入場は閉館の30分前まで)料金:一般1,400円(1,120円)、大学生・専門学校生・65歳以上1,000円(800円)、中高生500円(400円)、小学生以下無料 ※( )内は20名様以上の団体料金休館日:月曜日(2020年1月13日は開館)、12月28日〜2020年1月1日、1月14日
2019年09月04日9月24日に放送された「石橋貴明のたいむとんねる」(フジテレビ系)に佐野史郎(63)が出演。ネットが騒然となっている。佐野といえば3日に放送された「ごごナマ」(NHK総合)でクトゥルフ神話への愛を披露し、話題を呼んでいた。クトゥルフ神話とはアメリカの作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのホラー小説をもとにした神話。ラヴクラフトの没後もあらゆる作家が加筆し、その宇宙的な規模でのおどろおどろしい作風は世界中にファンを持つ。「ギリシャ神話が好きだったラヴクラフトが、神話体系を自分で作り出しちゃったんです」と熱弁する佐野に当時、ネットは騒然となっていた。そして今放送されたテーマは「勝手に語り継ぎたい“怪獣映画”」。大の怪獣好きの佐野はまたしても熱く語り、さらに怪獣映画について独自の考えを述べる一幕もあった。案の定、Twitterでは《佐野史郎さんが怪獣映画を語る番組を観ております!三大怪獣!!!最高!!だいすき!!》《録画していた石橋貴明のたいむとんねる見てますが、佐野史郎さんがゲストで怪獣映画を語っていて熱いな》《めちゃめちゃおもしろかった!佐野さんトークで2時間ぐらい聴きたい》とその怪獣愛に感服する声が上がっている。さらに翌25日、その反響の多さから佐野は自身のTwitterでも怪獣愛を炸裂。「怪獣魂止まらず^^;『ハワイ・マレー沖海戦』『ゴジラ』『海底軍艦』を続けて観て欲しいです」といった呼びかけている。「佐野さんは好きになると、なんでも突き詰めてしまうタイプ。怪獣愛も本物です。特にゴジラが大好きで、仕事を忘れて夢中で語ってしまうほど。周囲から『子供みたい』と苦笑することもしばしばですが、その知識量は通をも唸らせるほどです」(映画関係者)今後もさらにディープな世界に案内してくれるかも?
2018年09月26日9月3日「ごごナマ」(NHK総合)に出演した佐野史郎(63)。謎に包まれた佐野について「頭の中をのぞいてみた」いうコーナーが組まれたが、そのなかで佐野は深く心酔している「クトゥルフ神話」について熱弁。Twitterでは異様な盛り上がりを見せた。《佐野史郎さんが今、テレビでクトゥルフの事を話していると聞いて急いでテレビつけたよ》《語るととまらないなぁさすが佐野史郎さん》《NHKごごナマで佐野史郎さんが趣味のクトゥルフ神話について語りだしスタジオが謎の大盛り上がり》クトゥルフ神話とはアメリカの作家ハワード・フィリップス・ラヴクラフトのホラー小説をもとにした神話。ラヴクラフトの没後もあらゆる作家が加筆していき、その宇宙的な規模でのおどろおどろしい作風は世界中にファンを持つ。佐野曰く「ギリシャ神話が好きだったラヴクラフトが、神話体系を自分で作り出しちゃったんです」とのことだ。今回のクトゥルフ神話特集について「NHKで昼間っから流すようなものではない」「本当にいいんですか?」と放送前、思わずスタッフに確認したという佐野。しかし大量のグッズを手にしてクトゥルフ神話について語る姿は、どこか嬉しそう。さらにTRPG(=テーブルトークRPG)の魅力についても語った佐野。TRPGとは紙や鉛筆、サイコロといった道具を使いルールブックに従って対話をし、進めて行くというゲーム。クトゥルフ神話のTRPGファンだという佐野は、「3日、4日、泊りがけ」で興じたとも告白。そんな佐野の入れ込み具合に《佐野史郎さんが、グッズを持ってきて熱くTRPGのクトゥルフ神話を紹介している。ありがとうNHK!!》《使い込んだクトゥルフTRPGまで出てきてガチ》《ばあちゃんが置いてけぼりだ……》と感服の声が。クトゥルフ神話をもとにしたアニメ「這いよれ!ニャル子さん」や自身も出演したドラマ「インスマスを覆う影」の話まで……。出るわ出るわの珠玉のエピソードは視聴者を魅了。佐野の魅力の溢れた、不思議なひと時となった。
2018年09月04日俳優・佐野史郎(63)が5月29日、都内で行われたフジテレビ系オトナの土ドラ「限界団地」(6月2日スタート)の制作発表に共演の足立梨花(25)らと出席した。 佐野にとって初の連ドラ主演作。演じる主人公・寺内は6歳の孫娘に異常な愛情を注ぎ、古きよき団地像に執着する不気味な老人だ。 佐野といえば26年前に放送されたTBS系ドラマ「ずっとあなたが好きだった」でマザコン男・冬彦を怪演し、ブレーク。ドラマは社会現象となった。 「『ずっとあなたが好きだった』の主演は賀来千香子さんでしたが、佐野さんが演じた主人公の夫である東大卒のエリート銀行員のマザコン男・冬彦さんは主役を食ってまう勢い。現在だとストーカーにあたる行為の数々や故・野際陽子さんが演じた母親に対する溺愛ぶりなど、夏のドラマにもかかわらずお茶の間を凍りつかせました」(テレビ局関係者) 会見で佐野は冬彦さんと寺内を比較。「寺内は(冬彦さんに比べると)一枚上手。攻撃的で、ちょっと弁護しようがないところがある。やっていることは10倍くらい怖い」と不敵な笑みを浮かべたという。 「すでに『再び社会現象が巻き起こるのでは』と期待の声が上がっています。というのも、若い世代は冬彦さんのときの“衝撃”を知らないからです。佐野さんの怪演は新鮮に映るはずですし、彼が“10倍くらい怖い”という寺内にきっと引き込まれるでしょう」(芸能記者)
2018年05月30日佐野史郎(63)がドラマ「オトナの土ドラ 限界団地」(フジテレビ系)で“連ドラ初主演”を務めることが4月11日、わかった。同ドラマは、6月2日からスタートするという。 佐野は、台本を読む段階では「限界団地」で自身が主演を務めるということを知らなかった。同ドラマのホームページ上で、その驚きの気持ちを明かした。 「気がついたら最初に名前が書いてあったのでビックリ!!還暦を過ぎて連続ドラマの初主演をいただくなど考えたこともなかったので、とてもありがたく思っています」 「限界団地」は団地を舞台にした心理サスペンス。主人公である狂気に満ちた謎の老人・寺内誠司を演じる佐野は「視聴者の皆様には『また、佐野が変なことをやっているな』と喜んでいただければとてもうれしいです」と怪演を約束している。 26年前「ずっとあなたが好きだった」(TBS系)で演じた“冬彦さん”がお馴染みの佐野。当時を回想し、「現場ではみんな大真面目で取り組んでいて、けれど一生懸命やればやるほど強烈なキャラクターが話題になり奇妙な感覚でした」と“冬彦さん”について明かした。 いっぽうで、今回の“寺内誠司”については「寺内という人間の行動の奥底にある無意識は何か?ということを強く考えさせられています」と苦悩を明かした。 佐野は「本人の自覚がないところで、何の衝動でそこまでの行動を起こすのか?単なる私怨ではおさまらない何かを探っていきたいと思っています」と意気込んでいる。 還暦過ぎての“初主演”というだけでなく「オトナの土ドラ」枠での“最年長主演”でもある。Twitterでは、そんな佐野に期待を寄せる声が上がっている。 《佐野史郎さん主演で団地の再生ほのぼのストーリーかと思ったら安定のホラーだったよ、さすが怪優》《このドラマの設定を読んだだけでも陰鬱なのに、この人が演じるとなったら相当だろう》《佐野さんの狂気な役柄は本当にすごい》 佐野は「プレッシャーですよ!!」と“初主演”に緊張しているようだが――。その怪優ぶりに期待したい!
2018年04月11日表参道ヒルズでは、アートイベント「OMOTESANDO HILLS ART WEEK 2018」を2月9日から18日まで行う。アジアからメディアカルチャーを総合的に発信する、国内初となる総合イベント「MeCA|Media Culture in Asia:A Transnational Platform(通称:ミーカ)」に特別協力として参加。同イベントは表参道ヒルズを始め、常に新しい文化を発信してきた原宿・表参道・渋谷をコアエリアに開催する。坂本龍一+高谷史郎「water state 1(水の様態1)」アーティスト・坂本龍一と高谷史郎のコラボレーションによる、「水」をテーマに制作した大型インスタレーションが本館B3階のスペース オーに登場。本作では、水滴と水面の複雑な変化を生み出すとともにその様相をサウンドへと反映。視覚と聴覚の調和とコントラストが観る者に多様な記憶を喚起させる。都内では観賞できる機会の少ない大型インスタレーションを、この機会にぜひ楽しんで。「BRING」吹抜け大階段にはポップアップショップやブックショップが登場し、ミーカ関連アーティストがデザインしたグラフィックをその場でプリントした「ミーカ オリジナルTシャツ」を販売する。このオリジナルTシャツは、地球の未来のために最先端のリサイクルテクノロジーで古着Tシャツから新しいTシャツを創ることを目指す「BRING」と、ミーカのコラボレーションプロダクト。その他アーティスト関連出版物、ミーカのテーマでキュレーションされた書籍なども販売される。忠地七緒 写真展「She is ambivalent.」館内ギャラリースペースでも、多彩なイベントを開催。同潤館3階にあるロケット(ROCKET)は写真家・忠地七緒の写真展や、絵描き・岡田喜之の個展を行う他、西館B2階のパスザバトンは中目黒のラグショップLayoutによるポップアップ第2弾を行う。本館B3階のマークスタイル トーキョーは、過去好評を博した人気アーティストの作品を新作も含めラインアップ。岩城花歩「対話の生まれる服」西館B1階の「タリーズコーヒー」の壁面アートスペースや、本館B3階〜3階の館内壁面の「アートスペース」にも、ヒカリタケウチ+、島田萌、鈴木笑理、キム・ジヌン、岩城花歩など東京藝術大学の次世代を担う若手クリエイターの作品が展示される。バール ア ヴァン パルタージェ「アート アシェット」(税込1,620円)さらにレストラン3店舗にて、アートをテーマにしたフォトジェニックな特別メニューが登場。本館3階のフラテリパラディソでは、仔牛の肉をじっくり煮込んだ色鮮やかな「リゾット オーロ ザッフェラーノ エ ヴィテッロ」(税込1,836円)、バール ア ヴァン パルタージェでは、お皿をキャンバスに見立ててデザインされた春らしい一品「アート アシェット」(税込1,620円)を提供。コスメキッチン アダプテーション「天然酵母バゲットのフルーツタルティーヌ ストロベリーヴィーガン アイス添え」(単品税込1,170円、セット税込1,600円)本館B2階のコスメキッチン アダプテーションでは、フレッシュな旬のフルーツを贅沢にトッピングしたオープンサンド「天然酵母バゲットのフルーツタルティーヌ ストロベリーヴィーガン アイス添え」(単品税込1,170円、セット税込1,600円)を提供する。カルチャーの発信拠点、表参道ヒルズのイベントで最先端の「アート」に浸ってみては。【イベント情報】OMOTESANDO HILLS ART WEEK 2018会期:2月9日〜2月18日会場:表参道ヒルズ住所:東京都渋谷区神宮前4-12-10
2018年01月30日俳優の佐野史郎が15日、自身のブログを更新し、13日に死去した女優の野際陽子さんを追悼した。2人はTBS系ドラマ『すっとあなたが好きだった』(1992年)で共演し、マザコンの息子・冬彦(佐野)と過保護な母親(野際さん)という強烈な親子を演じていた。佐野は「野際さん…ていうか、野際ママ。第二のお母さん」と表現。「四半世紀前…いや、もうちょっと前にドラマで共演させていただいてから、何本もの思い出いっぱいの作品でご一緒させていただいた」と振り返った。そして、「プライベートでも、かつてのドラマの共演者たちとたまには食事した。こないだ会ったばかりな気がするのに」と吐露。「インテリジェンスあふれる会話から、下ネタまで、楽しかったなあ。辛いそぶりなんかカケラも見せず…。なんだか実感がない」と心境をつづった。さらに、「さっき坂井真紀ちゃんと電話で話しして、事実を受け止めた」と明かし、「野際ママ…身体はなくなっても、作品の中ではまだ生きてるよ」とメッセージ。「そういや、ドラマの中とはいえ、人生で最後にキスしたのが僕でゴメンなさい」と謝り、「野際陽子さん、本当にありがとうございました。安らかにお眠りください」と結んだ。
2017年06月15日「坂本龍一 | 設置音楽展」が、東京・神宮前にあるワタリウム美術館で開催される。期間は、2017年4月4日(火)から5月28日(日)まで。「坂本龍一 | 設置音楽展」は、8年ぶりの新作アルバム『async』の世界を音と映像、インスタレーションで多角的に紹介するもの。このニューアルバムは「あまりに好きすぎて、 誰にも聴かせたくない」という坂本本人の思いをそのままに、リリース以前の試聴やサンプル盤の配布が一切行われていなかった。ワタリウム美術館では、その音の全貌が明らかになる数日後の4月4日より、独自のインスタレーションを展開する。≪会場 2F - drowning - (仮)≫では、坂本龍一の「整った環境で音楽に向き合ってもらえたら」という思いと、新アルバムが「映像喚起力の強い音響作品である」という点から、坂本龍一が最も信頼するムジークエレクトロニクガイサイン製スピーカーにて、アルバム全曲の5.1ch サラウンドを再生するインスタレーション空間を創造。さらに、長年のコラボレーターである高谷史郎(空間構成・映像)の手を借りて空間を提供する。≪会場 3F - volume - (仮)≫では、映像・音響をzakkubalanのもと、ソロアルバム制作時に多くの時間を過ごした空間を映像で抽象的に捉え、その空間が持つ環境音とアルバム楽曲の中の音素材を混ぜたシンプルな映像とで構成するインスタレーション空間を展開する。≪会場 4F - path - (仮)≫は、バイオグラフィカルなアイテムの展示や、音楽と映像の視聴ブースで、世界的に注目されるタイ出身の映画監督・映像作家のアピチャッポン・ウィーラセタクンがアルバム『async』からイメージした映像を上映。さらに、ファンとの双方向交流のための「COMMUNICATION WALL」を設置した開かれた空間となっている。来場者から坂本への質問や、作品への感想など書き込み、坂本からその質問への回答や、あらたな問いを掲示する壁を設置。他にも、複数のターンテーブル+ヘッドフォンを設置し、新アルバムも含め、坂本のソロの作品のほとんどをアナログ盤で揃え、来場者が自由に視聴するブースを整える。また、過去の映像作品なども視聴可能だ。新作制作過程にインスピレーションを与えた書籍、モノ、写真、メモ、譜面なども展示予定なので、新アルバムを待ち望む坂本ファンには、必見のイベントになるだろう。【展覧会情報】「坂本龍一 | 設置音楽展」会期:2017年4月4日(火)~5月28日(日)会場:ワタリウム美術館入場料館料:大人 1,000円/学生[25歳以下] 500円/ペア券割引:大人2人 1,600円住所:東京都渋谷区神宮前3-7-6【音源情報】坂本龍一 / asyncCD:RZCM-86314 3,780円(税込)/発売中アナログ盤:RZJM-86312~3 7,020円(税込) /2017年5月17日発売収録曲:01. andata アンダータ02. disintegration ディスインテグレーション03. solari ソラリ04. ZURE ズレ05. walker ウォーカー06. stakra スタークラ07. ubi ユビ08. fullmoon フルムーン09. async アシンク10. tri トゥリ11. Life, Life ライフ、ライフ12. honj ホンジ13. ff エフエフ14. garden ガーデンアナログ盤ボーナストラック15. water state 2 ウォーター・ステート2
2017年03月11日佐々木希が1月16日(土)、主演映画『縁(えにし)The Bride of Izumo』の舞台挨拶に共演の井坂俊哉、平岡祐太、りりィ、佐野史郎、小室ゆら、堀内博志監督らとともに臨んだ。縁結びで知られる出雲大社をはじめ、神話がいまなお息づく出雲(島根県)を舞台に、ヒロインの真紀をはじめ、人々の“縁”のつながりを描き出す。撮影終了から長い時間を置いて、ようやく全国公開を迎え、佐々木さんは「やっとこの日が来たという感じで嬉しいです。これから、たくさんの方に見ていただけるように私も頑張りたいです」と笑顔を見せた。本作は、全国公開を前に舞台である山陰地方での上映、また出雲大社内の結婚式を行う建物内での“奉納上映”も行われた。佐々木さんは「奉納上映というのを聞いたことがなくて、いち早く神様に映画をお届けできるということで感慨深かったですし、感謝の気持ちがあふれました」と振り返った。撮影監督を『恋する惑星』などウォン・カーウァイ作品の撮影で知られる世界的なカメラマンのクリストファー・ドイルが担当しており、独特の感性で切り取られた美しい映像にも注目が集まるが、佐々木さんは「『恋する惑星』が大好きで、お会いするのが楽しみだった」という。実際に仕事をしての感想を問うと「ひと言でいうとハッピーな人(笑)。いらっしゃるだけで温かく明るくなる太陽のよう。まさかあそこまで明るい方だとは…期待を超えてました(笑)」と明かした。佐野さんは、島根の出身ということで、地元で撮影される映画に出られる喜びを語りつつ「出雲弁ですが、地元の人間がマズいといけないので気を遣ってました(苦笑)」と語る。その佐野さんの娘を演じた小室さんは、佐野さんについて「“冬彦さん”の印象が強くて…」と語り、これには佐野さんも「まだ生まれてなかったでしょ!」と苦笑。小室さんは「最初、近づきにくいのかな?と思ってたら、ものすごくフランクな方で大好きになりました」と語り会場をわかせた。最後にマイクを握った佐々木さんは「人と人の縁で映画が広がるとありがたいです」と語り、さらに「この映画に携わっている最中、ずっと彼氏のいなかった親友に彼氏がようやくできて」とこの映画がもたらす(?)縁をアピールしていた。『縁 The Bride of Izumo』は公開中。(text:cinemacafe.net)
2016年01月16日東京都・清澄白河の東京都現代美術館では、身体表現と現代アートの関係性を探る展覧会「東京アートミーティング(第5回) 新たな系譜学をもとめて -跳躍/痕跡/身体」を開催している。開催期間は2015年1月4日まで(11月24日を除く月曜、11月25日、12月28日~2015年1月1日は休館)、開場時間は10:00~18:00、入場料は一般1,200円、大学生・65歳以上900円、中高生600円。同展は、ダンスや伝統芸能、演劇、スポーツ、武道など、広義の身体表現を含む「身体パフォーマンス」と「現代アート」が出会うことで、新たな可能性を探求する展覧会。狂言師であり、現代演劇やパフォーマンスへの出演や演出なども手がける野村萬斎が総合アドバイザーを務める。絵画、映像、インスタレーション、1950年代以降の能や舞踏などの前衛の系譜をたどる資料展示や、会場内で行われるさまざまなパフォーマンスから構成されており、チェルフィッチュ、チョイ・カファイ、ダムタイプ(新作の展示は11月16日まで)、金氏徹平、エルネスト・ネト、ジャクソン・ポロック、デンツウ ラボ トウキョウ&ライゾマティクスらの作品が並ぶ。例えば、極限まで簡潔化された能の動きや狂言の形式化された感情表現は、90年代以降、言葉を排して、ロボティックでミニマルな形の反復を特徴としたダムタイプの簡潔さと非表現性とに関連づけて紹介されており、チョイ・カファイは「身体は文化的記憶を継承するための装置となりうるか」という視点で、歴代の名ダンサーの動きを電気信号におきかえ、それによって他者(の筋肉)を制御し移植することを試みる。また、60年代の実験的な振り付け家でありアーティストであるノア・エシュコルの作品を発見し、彼女の作品に通底する身体性を映像インスタレーションで見せるシャロン・ロックハート、スポーツ選手の動きを分析的にとらえ、そのパフォーマンス性を新たな視点で見いだすダグラス・ゴードン、アマゾン先住民の世界観をインスタレーション内をめぐることで観客に追体験させるエルネスト・ネトらによる、多様なアプローチで系譜学をたどることができるさらに、中田英寿+ライゾマティクス・真鍋大度によるトークイベント(11月30日)や、チェルフィッチュ・岡田利規の新作「ポストラップ」(12月23日)など多彩な関連イベントも開催されるほか、同館開館20周年記念事業として野村萬斎+ダムタイプ・高谷史郎による「三番叟」(12月3日)と「ボレロ」(12月17日)も開催される。なお、同美術館のブログでは鑑賞の手助けになるようなモデルコースも紹介されている。
2014年11月13日昨年7月に逝去した日本を代表するミュージシャン、レイ・ハラカミ。昨年12月10日に開催された彼の“お誕生会”『広い世界』は、レイ・ハラカミと交流のあった様々なアーティストが大挙参加。サプライズ・ゲストとして登場したくるり岸田繁や二階堂和美、Asa-chang、TANZMUZIKの復活ライブなども含め大盛況に終えた。そして今年もレイ・ハラカミの誕生日である12月10日(月)に『広い世界2』の開催が決定。しかも今回は12月9日(日)METRO、12月10日(月)KBSホールと、彼の地元京都での2会場連日開催となる。『広い世界2』チケット情報今回のステージは、今も語り継がれるレイ・ハラカミの初ワンマン(2005年@東京・LIQUIDROOM)の衝撃を再現すべく、映像を高谷史郎が、PAをZAKが担当、その時の共演者でもあるDJ WADAも出演する。また砂原良徳、大友良英、ショコラ&アキト、さらに、かつてハラカミとの幻のユニット「きまぐれ☆ボーイズ」を組んでいたスッパマイクロパンチョップなども参加。今年も超豪華メンバーがレイ・ハラカミのお祝いに駆けつけることとなった。レイ・ハラカミと10年来の交流がある京都在住の音楽家で、昨年同様このイベントを取りまとめるRUBYORLAは、「この“お誕生会”は、レイ・ハラカミの死を惜しむのではなく、レイ・ハラカミという人間(音楽)が生まれた事への感謝の気持ち」と語る。昨年はソールドアウトとなったイベントだけに要注目だ。なおチケットの一般発売は11月10日(土)午前10時より。
2012年11月02日