A.ランゲ&ゾーネがメゾン初の自社製自動巻きクロノグラフを搭載した新作「オデュッセウス・クロノグラフ」を発表
この時針と分針にも、バーインデックスの中央部分同様に夜光塗料が塗布されています。一際大きな曜日・日付表示にも、ランゲらしさがうかがえます。デジタル化が進む現代にふさわしいこの表示は、A.ランゲ&ゾーネの歴史とゆかりの深い、ドイツ・ドレスデンのゼンパー歌劇場の五分時計に着想を得たものです。この有名な舞台時計は、1841 年に行われた同歌劇場のこけら落としに合わせて宮廷時計師ヨハン・クリスチャン・フリートリッヒ・グートケスによって製作されたもので、デジタル式表示の時計は当時、非常に珍しいものでした。A.ランゲ&ゾーネの創業者フェルディナント・アドルフ・ランゲは、そのグートケスのもとで時計作りを学び、後に彼の娘と結婚したのです。
完璧を追求する独自の仕上げ工程
オデュッセウス・クロノグラフに搭載されているキャリバーL156.1 DATOMATIC は、A.ランゲ&ゾーネ初の自動巻きクロノグラフムーブメントです。DATOMATIC(ダトマティック)とは、ドイツ語の日付を意味する"Datum"と自動巻きを意味する"Automatik"を組み合わせた造語です。スケルトンタイプで一部にブラックロディウム加工を施したプラチナ950製分銅付きセンターローターが、ゼンマイをしっかりと巻き上げます。