カルティエが新作ハイジュエリーコレクションを発表。メゾンのサヴォアフェールと創作の領域を探る実り多き探索の旅
クロストラ ネックレスが引き立てるのは、全体を構成する“シールド”カットダイヤモンドです。なかでも、4.02カラットのひときわ目を見張る1石は、ジグザグのラインで構成される複雑な立体構造の中心に置かれています。遠近感と立体感が力を波及させながら互いに呼応することで、随所で光が振動し、拡散。幾度となく再解釈されてきたメゾンを象徴するコントラストを表現すべく、オニキスは透かし模様やダイヤモンドと交互に配されています。
Iris Velghe © Cartier
パンテール ジブレ
パンテール ジブレ ネックレスには、まさに様式化と具象化の対話が繰り広げられています。まず、パンテール ヘッドは、鼻先からアーモンド形のエメラルドの瞳、とがった耳まで写実的に表現。一方、毛並みは、幾何学的なオニキスの斑点をピクセルで表現しています。王者の風格を醸すパンテールは、強い発色を見せる合計20.33カラットの3つのアクアマリンの上であたりをじっと窺っているかのように見えます。
繊細なラピスラズリのタッチが構図にリズムをもたらし、コントラストを演出します。
Iris Velghe © Cartier
ジリ
このネックレスは、イスラム芸術とイスラム建築の壮麗さというカルティエ スタイルの基盤となるテーマに斬新な解釈をもたらし、旅への衝動を与えます。