くらし情報『現代美術家、蔡國強による花火のプロジェクト「白天花火《満天の桜が咲く日》」を実現』

現代美術家、蔡國強による花火のプロジェクト「白天花火《満天の桜が咲く日》」を実現

現代美術家、蔡國強による花火のプロジェクト「白天花火《満天の桜が咲く日》」を実現
Courtesy of YSL
それから30数年の間、蔡といわきの仲間たちは、一緒に小さな漁村から船出し、世界へ出て、協働し成長してきました。その間に、蔡も友人たちも、髪に白髪が混じりはじめ、動きもやや軽快ではなくなってきています。そのような長年の友情はアートを通じて、国家間の政治的、歴史的な違いを乗り越えてきたのです。


現代美術家、蔡國強による花火のプロジェクト「白天花火《満天の桜が咲く日》」を実現
Courtesy of YSL
《満天の桜が咲く日》は、震災、津波の犠牲者への鎮魂歌として、荘厳に始まりました。「黒い波」が過去の痛みに立ち向かい、白い「祈念碑」とがパンデミックや戦争における苦しみへの壮大な追悼を象徴するシーンとなりました。後半は、特別に制作されたピンク色の花火が、ロマンチックな桜雲の群れを生み出し、人々に夢と希望を伝えました。この桜の花火は、2011年の東日本大震災の後、蔡の友人たちがいわきで始めた「いわき万本桜プロジェクト」と連動しています。このプロジェクトは、かつて大きな被害に見舞われた土地が、ピンク色の満開の桜の地になる未来を想起させます。

白天花火の日、蔡はこう表現しました。

「四倉の美しい海と空、そして6月の不安定な風と波が珍しく協力してくれた機会に感謝します。

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