【コラム】パリコレ現地取材で見たベストコレクション “勝手になんでもランキング” 発表
薄いシルクを手で丁寧に引き裂き、ポニーヘアー、オーガンジー、ケーブルと組み合わせた波打つ球根のような形のドレスは、3人の職人が10時間かけて制作したもの。
Photo by ELIE
今季のキールックとなった軽量のクリノリンを内側に備えた、シルクジョーゼットのフープドレスは、さまざまな専門家の協力を得てテニスラケットくらい軽量なワイヤーフレームを開発したといいます。軽くなればそれだけ、着用者の動きに合わせて弾むように揺れる。そんな軽やかさのニュアンスを引き出すために、素材と技術の開発・向上に挑む姿勢は、まさに職人です。「ロエベ」の公式インスタグラムで、職人の制作作業の映像が投稿されているので、ぜひご覧ください。
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ベスト“本能的な胸キュンコレクション”:ミュウミュウ
パリコレ最終日にショーを行った「ミュウミュウ」の会場には、“真実なき時代(THE TRUELESS TIMES)”と題した架空の新聞が配布され、会場装飾は印刷工場のようなセット。ベルトコンベアーに乗った新聞が空間を駆け巡る中、フランスの歴史ある子ども服ブランド「プチバトー」とのコラボにより、子どものワードローブを再解釈したコレクションを披露しました。