くらし情報『若手陶芸家やストリートアーティスト13名の陶芸作品が買える展覧会「渋谷パルコ陶器売り場」を開催』

若手陶芸家やストリートアーティスト13名の陶芸作品が買える展覧会「渋谷パルコ陶器売り場」を開催

陶芸を用いた彫刻作品はアートギャラリーに展示されているし、百均に売っているノーブランドの真っ白なお皿も陶器だ。それだけ陶器というものはマーケットに溢れていて、多様だ。

今展では13名の作家が制作した陶芸作品が並ぶ。古典的な染付技法で陶芸という行為そのものを現代的なモチーフで描く堀江まや、本来は大量生産を目的とするシルクスクリーンを用いながら固有のポップなスタイルを発見するDAISAK、器の用途性の解体を試みる金井悠、オブジェクト化されたパーツで壮大な空間をイメージさせる平田万葉もいれば、普段はペインターとして活動するBIEN、DIEGOは、今展では陶芸作品を制作している。13名の作家がつくるどの陶芸作品にも、その作家個人がつくり出したオリジナリティが溢れている。

以前、ろくろと手捻りで器を成形する体験をしたことがある。土を捏ねくり形を手探りするなかで、技術的な苦戦もあるが、それよりも何をつくるのか? どこで良しとするのか? など、自問自答に直面した。陶芸制作を行う人たちは、こういった問いにその都度答えを出しながら創作していることを想ったとき、陶芸作品の見方が変わる感覚があった。
技術、知識、デザイン、アイデアを土に練り込みながら形を取り、火や風をもコントロールして焼き上げる。

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