立花ハジメ×アンダーカバー高橋盾が語る「ファッション・デジタル・東京」1/6【特別対談】
立花ハジメ氏(右)と高橋盾(ジョニオ)氏
70年代からプラスチックスを起点に、後に世界的なブームを巻き起こす東京ストリートカルチャー誕生の火付け役的存在の立花ハジメと、ストリートの流れをモードに消化して世界を相手にコレクションを展開する「アンダーカバー(UNDERCOVER)」のデザイナー、高橋盾(ジョニオ)が、お互いのクリエーションを振り返りながら、東京、音楽、ファッションについて語った。
立花ハジメ(以下H):ジョニオと初めて会ったのっていつだっけ?
高橋盾(以下J):東京セックスピストルズの頃でしょう。
H:それっていつだっけ?
J: (青山のスパイラルであった)「ヴィヴィアン・ウエストウッド(Vivienne Westwood)」のショーに出た時ですよね、1989年か90年。
H:そうだ、みんなで出たんだ。(藤原)ヒロシとか甲田益也子、(高木)完ちゃんとかと一緒に。
J:日本のコレクターの人が持っているワールズエンドやセディショナリーズを着て。ヴィヴィアン本人も来日して。僕はまだ、学生だったんで、ヴィヴィアンの本物は持ってなかったですけど。
ヒロシ君に誘われて。
H:ジョニオ、あの時まだ学生だったの?NIGOとかも一緒の頃?
J:そうですよ。