花結い師TAKAYA、花を着た男達の写真展開催。桂由美も来場
の生演奏が始まり、TAKAYAが花束を持って登場。その花束をモデルに手渡すと、TAKAYAはそこから一輪の花を選び、既に結わえている葉をベースにして次々と生花を結っては、形をまとめていく。既に完成形が見えているのか、花を選ぶ指先に迷いがない。観客は息を潜めて、彼の手に握られた花の行方を静かに見守っている。「今回はたくさんの花を色々使いたかった」(TAKAYA氏)というように、自身の好きな花であるダリアを始め、色とりどりの花々は、色彩豊かなヘッドドレスへと変化していった。
会場には、ファッションデザイナー・桂由美の姿も。ショーやイベントでTAKAYAとコラボレーションしている桂氏は、「アーティスティックな感覚は誰でも持っているものではないですから。これは一つの芸術だと思うので、そういう人とコラボレーションしたいと思います。
例えばこのターバンは先日お亡くなりになった平田暁夫さん(帽子デザイナー)が25年間作ってくれていたのだけど、誰でもこのターバンをつくれるわけではなくて。だから、そういうものってあるわけですよ。TAKAYAさんだから一緒にコラボレーションをするけれども、フラワーデザイナーだったら誰でも良いかっていう感じではないのです。