「イッセイミヤケパルファム」ディレクターに聞く、香水の楽しみ方【INTERVIEW】
先ほども言ったように、まず、自然に着目し、感情(EMOTION)や体験を香りを通して提供していく。既製の男性像や女性像では無く、つけることによって、より自分が自分らしくいることができるというのがイッセイ ミヤケの香水の考え方なのです。--以前と比べて増えているとはいえ、ヨーロッパの男性と比べると、日本では香水を使用する男性はまだ少ないと思います。日本の男性、特に若い男性に香水の楽しみ方をアドバイスするとしたら、どんなことが言えますか。私自身10代の子供がいるので、親の観点からということでお答えします。グループの中に属したいと思う気持ちがある反面、自分のアイデンティティを主張したいというのが若い人たちの特徴だと思います。香水をつけるというのは自分自身のアイデンティティを表現したり強調したりするための一つの方法です。 ベースボールキャップをかぶったり、ナイキのスニーカーを履いたりするのと同じように、自分の好きな香水をつけることでも、自分が自分であることを主張することが出来るのです。
若い人はアイデンティティがまだ完成されていませんし、常に自分自身を探し、アイデンティティを構築しているものですが、『ニュイドゥ イッセイ』を付けることによって自分自身を深く見つめ、アイデンティティを見つけることが出来るでしょう。