0へ向かうソ・ミンジョン展、エスパスルイ・ヴィトン東京で開催中
エスパス ルイ・ヴィトン東京でソ・ミンジョン展開催中
東京・表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京(以下エスパス東京)は、韓国人女性アーティスト、ソ・ミンジョン(Min-Jeong Seo)の個展を9月13日から開催している。「IN SITU-1」と題された今展覧会は、同所初となるアトリエ形式を取り、アーティストが0から制作する過程を披露するというもの。来場者は正に“in situ(ラテン語でその場で)”でソの創作活動を間近に鑑賞できるエキサイティングな展示だ。開始から約1ヶ月経ったが、何度も足を運ぶ人がいるとのこと。10月10日に、途中経過を観覧する内覧会が行われた。
CADにより設計図を起こすところから始まったというこの展覧会。今では足場や工作器具、排気口、白い発泡スチロールによるH鋼、完成予想模型などが雑多に並び、臨場感ある展示・制作風景となっている。
彼女は時の概念や生の儚さをテーマにした作品を発表してきた。
2013年のあいちトリエンナーレには、名古屋市市政資料館の地下留置所を“爆発させた”「Sum In a Point of Time - III(ある時点の総体 III)」で参加している。