H&M×文化ファッション大学院大学の共同プロジェクト1/2--ファッションの未来のために【INTERVIEW】
今回、審査を終えたクルーセル氏と沼田氏にプロジェクトについて語ってもらった。――まず、このプロジェクトの目的を教えてください。ペテル(以下P):H&Mは多くのファッション学校と共同プロジェクトを行っており、今回のプロジェクトもその一つ。世界中の若き才能を発掘し、サポートすることが狙いです。また、プロジェクトを通してH&Mの理念や働き方に興味を持ってもらい、将来一緒に働くきっかけになればと考えています。アジアの学校との取り組みは今回が初めて。世界的にも有名な文化ファッション大学院大学とタッグを組むことが出来、とても嬉しく思っています。――プロジェクトリーダーとしてのミッションは?P:私は初めて学校関連のプロジェクトに関わることになりましたが、学生の皆さんには楽しみながら、多くのことを学んでもらいたいと考えていました。
今回のテーマは「ストリート・アウトドア」。ファッション性と機能性を融合させたメンズウエアの制作が課題でした。今回の重要なポイントは、ファッションデザインコースとファッションテクノロジーコースに在籍する、デザイナーとパタンナーが2人1組になってプロジェクトに取り組んだこと。これにより、ファッション性と機能性を両立させると同時に、H&Mが大切にしているチームワークを高めていくことが目的でした。