多様なボタニカル、素材へのこだわり【ロンドンウィメンズ1日目】
木の葉モチーフのプリントも取り入れつつ、ネオンカラーとマイクロミニでまったく違う世界を見せたのは「ヒョードル・ゴーラン(FYODOR GOLAN)」。シンプルなシルエットのスカートやドレスは、ネオンカラーのテープや水平に乗せられた長い短冊状の布、フェザーでポップに味付けされた。マイクロソフトとのコラボレーションにより、ショー会場中央には巨大なピラミッド状のスクリーンを設置。ショーのライブ映像がスクリーンに映し出された。
淡い色合いのボタニカルプリントを迷彩のように用いたのは「クリストファー・レイバーン(Christopher Raeburn)」。メンズに続き、閉鎖された空軍基地をインスピレーションの基礎としているものの、レイバーンのレディスとしてはこれまでになく軽やかなコレクションとなった。白のコットンはエアリーなドレスやロングパーカとなり、空軍ユニフォームの複雑な編み上げはシースルーのオーガンザに乗せられて、フェミニンなジャケットやトップとなる。シグネチャーのパラシュートシルクはフューシャピンクに染まっている。
濃淡様々なグレーとくすみ掛かった淡い色のカラーパレットをシルクや極軽量のタスマニアウール、カシミアガーゼといった素材でエアリーにエレガントに仕上げたのは「ダックス(DAKS)」。