伊勢丹シェフが教える、クリスマスの美味しいお肉の料理法
オーブンなら200度で30分。オーブンがなければ、フライパンでも調理できます」。塩は、肉のうま味と甘味を引き出してくれる、粒子が粗めのものがベスト。2人でちょうどいいサイズのため、ライトな味付けだと最後までおいしくいただけるのもうれしいポイント。
クリスマスの定番・ステーキをメインディッシュにしたいなら、肉の種類によって油の量を変えるのがコツ。「霜降りの和牛ならオリーブオイルだけで焼いたほうがおいしいし、赤みの洋牛ならオリーブオイルとバターで焼くとコクが出ておいしいですよ。焼いている最中は、バターを焦がさないように中火でグツグツさせることを心掛けましょう。バターがムース状であることを目で確認しながら火加減を調節すれ失敗することはありません」
また調理中、上下の温度を均一にするために、フライパンの中で溶けているオリーブオイルやバターをすくって肉の上部から掛けるというプロの技も、ぜひ真似したいところ。
焼き上がったら、すぐにお皿に盛りつけることなく、フライパンの余熱で中まで熱を伝えていくことが大切。実際に中心温度計を使って中の温度を測ると、20度から50度まで徐々に上がっていく。因みに28度がベリーレア、58度がミディアムレアなのだとか。