くらし情報『迷った時は初代に聞く--開化堂・八木隆裕【京都のクリエーティブユニット「GO ON」3/5】』

迷った時は初代に聞く--開化堂・八木隆裕【京都のクリエーティブユニット「GO ON」3/5】

開化堂6代目の八木隆裕氏

Photo by Kensuke Okamoto (c) FASHION HEADLINE


「開化堂」は手作りの茶筒を作り続けて今年で140周年を迎える京都の老舗。文明開化がうたわれた明治時代に、初代がイギリスから輸入されたブリキを使って茶筒を作り始めたのが起源だ。鴨川近くの開化堂店舗には、ブリキ、銅、真鍮の大きさも様々な茶筒が静かに佇む。取材当日も、国内外の顧客が店舗を訪れていた。お店の裏手にある工房で、6代目・八木隆裕氏と話した。2年前から京都の老舗「GO ON」プロジェクトに参画するにあたり、デンマークのデザインユニット「OeO」のデザイナートーマス・リッケ(Thomas Lykke)からこんな言葉を掛けられたという。「開化堂は茶筒の蓋部分のシリンダー形状が得意だ。この部分を活かしたピッチャーやトレイを作ってはどうか」という提案だ。
その時、自分の代で茶筒以外の物づくりを始めてもよいのだろうかと八木氏の心は揺れたという。その悩みを晴らしてくれたのはシャンパーニュメゾン「クリュッグ(KRUG)」の6代目オリヴィエ・クリュッグだった。互いに6代目という立場のオリヴィエからの「悩んだ時は初代に聞け」

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