大幅来場者増のピッティウオモ87、スナッパーも激増
初日に行われたプレス発表でも、今後フローレンス空港の拡充、会場のフォルテッツァ・ダ・バッソの会場内のアクセス整備など積極的な投資を行政が支援していくことも発表された。日本からは、今回初出展した東京墨田区のニットやレザー、シャツなどのモノづくりから発信している「イキジ(IKIJI)」や、名古屋の有松絞りをドイツからストールやニットセーターで発信する「スズサン(SUZUSAN)」などが、初日からブースに人があふれた。特に欧州のセレクトショップのバイヤーからの注目度は高く、ヴォーグイタリアやフィレンツェのセレクトショップなどがSNSでその場で発信するなど、日本の技術を生かしたモノづくりへは、他の出展ブランドに素材の同質化が顕著なだけに、注目を集めたようだ。また日本メンズファッション協会(MFU)が支援して今回2回目の出展となったとなったエミネント、ジム、永島服飾、フレックスジャパン、モルフォ、ラグラックス信和の6社合同のブースでも、「前回は受注ベースまでは商談が進まなかったが、今回はカナダや中国などからオーダーが入り、成果があった」と出展者の表情も明るいのが印象的。ピッティの名物となったファションスナップ合戦は以前にも増して激化。