2023年4月8日 10:45
展覧会「ポケモン×工芸展」金沢・国立工芸館で、サンダースやフシギバナなど現代工芸72点
展覧会「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」が金沢・国立工芸館で2023年6月11日(日)まで開催される。
「ポケモン×工芸展」
“ポケモン”と“工芸”。一見意外な組み合わせだが、実は共通項が少なくない。たとえば工芸の原材料や製造工程のエネルギーには、土・草・金属・水・炎・電気などが挙げられ、いずれもそのままポケモンのタイプといっても通用するかのよう。また、わざを磨いたり、育てたり、収集や交換といったシステムも工芸にかける作り手や愛好者の想いと重なるところが多い。
人間国宝から注目の若手まで20名が参加
「ポケモン×工芸展―美とわざの大発見―」は、“ポケモンと工芸、正面切って出会わせたとしたら、どのような化学反応が起きるだろうか?”という問いに、アーティストたちが本気で挑んだ作品を展示する展覧会。人間国宝から注目の若手まで20名のアーティストが、工芸の多種多様な素材と技法で作り上げた新作約70点を初公開する。
会場で展示されるのは、銅や金などで作られた吉田泰一郎による《サンダース》や、陶器で表現した今井完眞の《フシギバナ》など立体的な工芸作品。
また、ピカチュウなどのキャラクターを落とし込んだ城間栄市の《琉球紅型着物「島ツナギ」