くらし情報『近代を代表する日本画家・池上秀畝の展覧会が練馬区立美術館で - 華麗な花鳥画など、代表作が一堂に』

2023年12月20日 15:00

近代を代表する日本画家・池上秀畝の展覧会が練馬区立美術館で - 華麗な花鳥画など、代表作が一堂に

近代を代表する日本画家・池上秀畝の展覧会が練馬区立美術館で - 華麗な花鳥画など、代表作が一堂に

展覧会「生誕150年池上秀畝─高精細画人─」が、東京の練馬区立美術館にて、2024年3月16日(土)から4月21日(日)まで開催される。その後、5月25日(土)から6月30日(日)まで、長野県立美術館に巡回する。

“旧派”の日本画家・池上秀畝
池上秀畝(いけがみ しゅうほ)は、明治時代から昭和時代にかけて活躍した日本画家だ。大画面の華麗な花鳥画を得意とした秀畝は、屋敷や御殿を飾る屏風作品や障壁画を数多く手がけている。その作例として、現在のホテル雅叙園東京の「秀畝の間」や百段階段の「静水の間」に描かれた天井絵を挙げることができる。

長野に生まれた秀畝は、伝統に基づく「旧派」を代表する画家として、国が主催する官展で活躍した。一般に旧派の作品は、同じく長野出身の菱田春草らが牽引した「新派」の日本画に比べて、現在その知名度は限られている。しかし、旧派は当時の展覧会で評価されるばかりでなく、屏風作品などは装飾美術としても認められていた。
さらに、秀畝は、写生を重視した描写に、新派の画家が試みた空気感の表現などを取り入れるなど、伝統にとらわれない表現を追求している。

展覧会「生誕150年池上秀畝─高精細画人─」

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