くらし情報『映画『箱男』安部公房の同名小説を実写化、主演・永瀬正敏が“ダンボールを被った箱男”に』

2024年1月18日 20:05

映画『箱男』安部公房の同名小説を実写化、主演・永瀬正敏が“ダンボールを被った箱男”に

映画『箱男』安部公房の同名小説を実写化、主演・永瀬正敏が“ダンボールを被った箱男”に

映画『箱男』が2024年に公開される。主演は永瀬正敏。監督は石井岳龍。

安部公房の長編小説『箱男』を映画化
映画『箱男』は、日本を代表する作家・安部公房が1973年に発表した小説『箱男』を映画化した作品。『箱男』は世界20数か国で翻訳され、未だに熱狂的な読者を持つ、安部公房の代表作のひとつだ。頭からダンボールを被り、都市を徘徊する“箱男”を描いたこの物語は、人間が“自己の存在証明を放棄”した先にあるものを問う難解なテーマのため、映像化は困難であると言われていた。

監督は石井岳龍
そんな中、安部公房本人が直接映画化を託した人物が、1980年『狂い咲きサンダーロード』で衝撃的なデビューを飾って以来、常にジャパン・インディ・シネマの最前線を駆け抜けてきた鬼才・石井岳龍だった。1997年の時点で映画製作が決定していたが、クランクイン前日、不運にも撮影が頓挫。
幻の企画となっていた。

27年越し、待望の映画化
それから27年の月日が経ち、奇しくも安部公房の生誕100年にあたる2024年、石井岳龍は遂に『箱男』の映画化を実現。主演には27年前と同じ永瀬正敏を迎え、同じく27年前に出演予定だった佐藤浩市、さらに世界的な活躍を遂げる浅野忠信といった俳優陣が集結。

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