くらし情報『マメ クロゴウチ 2024-25年秋冬コレクション - 陶器と土の表情を衣服に、佐賀「古唐津」に着想』

2024年3月2日 09:10

マメ クロゴウチ 2024-25年秋冬コレクション - 陶器と土の表情を衣服に、佐賀「古唐津」に着想

天然素材に形状記憶を施す、貴重な職人技によるエンボス加工が施されている。

また、シルクウールのワンショルダードレスやシャツもアイキャッチ。“ひび”のような模様を織りなす陶器の肌理に入った「貫入」を、抽象的な色の移り変わりとともに投影している。有機的な模様は京都の職人が手掛けたもので、その制作過程もユニーク。シルク地に餅米をあしらって乾燥させることで生じる亀裂に染料を流し込むことで、細かなひび模様を描き出した。

風景や花を描いた「絵唐津」を思わせる草花モチーフの刺繍は、ミニマルなドレスやシャツに印象的な余韻をプラス。また、割れた器を修復する際に割れた部分を金で仕上げる“金継ぎ”のように、地の部分とは異なる要素を差し込むディテールも見て取れた。ニットやベロアジャージにふいに施された金色のラインや、ダークトーンのセットアップに合わせた金色や銀色のベルトが、静かな佇まいにアクセントをもたらしている。


土の色から着想
キーカラーとなるのは土の色から着想を得たグレー。マーブル模様のように色が混ざり合うジャカードニットをはじめ、凛とした佇まいのセットアップやチェスターコート、繊細な透け感のカットソーなども披露された。

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