ロエベ2025年春夏ウィメンズコレクション、研ぎ澄まされたアウトライン
ステンカラーコートは裾を大胆にカットし、裾を縁取るようにしてゴールドのメタルをプラス。レザーライダースジャケットはパターンに角度をつけて波打つようなフレアシルエットに仕立て、ワイドパンツは布地をたっぷりと1か所に寄せ集めることで多方向に流れるドレープを生み出した。
際立つ表面
うねり、跳躍し、流れていく造形にのせられることで、表面を彩るテキスタイルや素材の表情がより際立っているのも印象的。シアーなシルクを彩る印象派の花々は生き生きとした姿を見せ、ミニドレスを彩る光沢は、カーブを描く布地に沿ってマザーオブパールの貝殻のように上品に輝く。
例外的にベーシックなシルエットで登場しているTシャツには、全面にフェザーを装飾。モーツァルトやバッハといった音楽家の肖像や、エドゥアール・マネの《笛を吹く少年》、フィンセント・ファン・ゴッホの《ひまわり》といった名画をフェザーの上からプリントすることで、見慣れたモチーフに新鮮なアクセントをもたらしている。ロエベの本拠地にちなんだ「マドリード」バッグ新登場
動きのある服のフォルムと呼応するかのように、軽くしなやかな台形バッグ「マドリード」が新登場。ロエベの本拠地にちなんで名付けられた「マドリード」