「大阪マルビル」“日本初の円筒形”高層ビル建替へ、ホテル・商業施設・ホールなど集う新ランドマークに
舞台・客席の規模を変更できる設備を採用する。また、商業施設は、大阪マルビルの元来の雰囲気を受け継ぐような空間となり、大阪マルビルと親和性のある店舗を誘致していく。
新ビルに大阪マルビルの円筒形状を継承
なお、大阪マルビルの特徴的な円筒形状は継承して新設。ガラスカーテンウォールで構成して、建物をまるで大樹のような円筒形状に仕上げる。外装には大樹の枝葉をイメージして、植物の巻き付く緑化ルーバーを計画。地上には、木陰に見立てた半屋外の屋根下空間ピロティを設置する。
加えて、「回る電光掲示板」も継承に向けて検討している。建物の最上部は、うめきたを含む大阪駅周辺からもしっかりと見通すことのできるようなデザインの検討を進めている。
地下街「ディアモール大阪」と接続する球体アトリウム
さらに、ピロティと連続する球体アトリウムを新設し、地下街「ディアモール大阪」と連結させ、エリア周辺をスムーズに回遊できるように整備する。映像を360度投影できるLEDディスプレイの球体デジタルアトリウムとなる見通しで、ダイナミックな空間に。建物内の地下2階から地上4階にかけてを貫通する形で球体アトリウムが形成され、地下と地上を結ぶ結節点となる。