「日本のポータブル・レコード・プレイヤー」展が世田谷・生活工房で - 個性豊かな100点を展示
「日本のポータブル・レコード・プレイヤー」展が、2016年7月30日(土)から8月28日(日)まで、東京・世田谷区の生活工房で開催される。
1960〜80年代にかけてのレコード全盛期。その時代に多くの日本人の音楽風景を彩ったのは、まるでおもちゃのような、小さなポータブル・レコード・プレイヤーだ。人々が音楽を楽しむ機器として、作り捨てのように大量生産され、そして時代とともに使い捨てられてきた製品だが、中にはユニークな個体が数多く存在する。
本展では、小さなハコにラジオ、カセットからエコー、リズム・ボックス、鍵盤など、様々な機能を詰め込むことで、デザイン的にも面白く、フォルムだけでも楽しめるような“オモシロかわいい”プレイヤー約100点を展示。その持ち主である高円寺・円盤の田口史人による解説とともに紹介する。
オーディオメーカーだけでなく、おもちゃメーカーや、時には重工業の会社まで、幅広い業種が手がけたレコード・プレイヤーたち。高度成長期の日本人のさまざまなアイデアやデザイン性が活かされた品々を改めて鑑賞すれば、そこには現代にも通ずるヒントや発見があるかもしれない。