ヴィヴィアン・ウエストウッドがウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の新衣装をデザイン
ロンドン・サヴィルロウにある、ハンドメイドの紳士スーツで名高いテーラーと連携し、楽団の男女一人ひとりフィッティング。それぞれの演奏家に必要な機能を備えたテーラーメイドスーツを仕立てた。
男性用のスーツは、軽量で高品質な英国生地を使用。動きやすくエレガントな出来栄えに。ブラックのモヘアとウール素材のカットアウェイジャケットは、クラシックな燕尾服に現代的な工夫を加え、バックラインを持ち上げることで演奏者の動きをサポートする。このジャケットに、トラディショナルなブラックパンツと、ヴィヴィアン・ウエストウッド定番のダブルベストを合わせる。
昼公演では、英国風モーニングスーツにインスパイアされたシルバーがかったサンドグレーのダブルベストと、ウィーン・フィルハーモニーのロゴが刺繍されたシルクのタイを着用。夜公演では、典型的なホワイトタイ(正礼服)にインスパイアされたピケ素材のホワイトのダブルベストに、同じくホワイトピケのボウタイを合わせる。
女性用スーツのアイデアは、1993/94 AW ヴィヴィアン・ウエストウッド ゴールドレーベルの「アングロマニア」コレクションに登場した“Dangerous Liaison”ジャケットにヒントを得ている。