くらし情報『「レオナルド×ミケランジェロ展」三菱一号館美術館で開催 - 2人の天才が描く、日本初含む65点を展示』

「レオナルド×ミケランジェロ展」三菱一号館美術館で開催 - 2人の天才が描く、日本初含む65点を展示

その手法は同作からも読み取ることができ、さらに赤チョークの濃淡によって、凹凸をより巧みに表現していることが分かる。

素描から見ても絵画の分野で才能を光らせていた彼だが、自身は「自分は画家ではない」「私は彫刻家」と述べている。とは言うものの、決して絵画を劣ったものとみているわけではない。当時行われていた比較芸術論争に対して、「画家は絵画よりも彫刻をおろそかにしてはいけないし、彫刻家は彫刻よりも絵画をおろそかにしてはいけない」という言葉も残している。

本展でも、絵画・彫刻ともに彼の秀作が揃う。特に、絵画では《背を向けた男性裸体像》《イサクの犠牲》のための習作などがあげられる。加えて、彫刻では注目作として《河神》が展示される。主題はイエス・キリストと共に十字架にかけられた盗人とされてきたが、現在はギリシア神話の河の神とされている作品だ。


開催概要
「レオナルド×ミケランジェロ展」
会期:2017年6月17日(土)〜2017年9月24日(日)
会場:三菱一号館美術館
住所:東京都千代田区丸の内2-6-2
時間:10:00〜18:00(最終入場時間 17:30)
※祝日・振替休日を除く金曜、第2水曜、会期最終週平日は20:00まで(最終入場時間19:30)

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