ドキュメンタリー映画『ソニータ』ラッパーを夢見る難民少女、悲しみや怒りを歌に込め運命を変える
そして次第に才能を開花させ、一本のYouTube動画が運命を変えていく。
各国映画祭で様々な賞を獲得
本作は、「サンダンス映画祭 2016」ワールドシネマ部門でグランプリ&観客賞、「アムステルダム国際ドキュメンタリー映画祭(IDFA)2015」観客賞、「シェフィールドドキュメンタリー映画祭 2016」ヤング審査員賞など、各国の映画祭で様々な賞を獲得している。
メガホンを取ったのは、イランの首都・テヘランで生まれ、テヘラン芸術大学で映画制作とアニメーションを学ぶロクサレ・ガエム・マガミ。彼女はソニータの出会いや映画製作の背景について、下記のようにコメントを残している。
「ソニータとは従兄弟がソーシャルワーカーとして働く、子ども支援団体で出会いました。従兄弟がソニータに会い、何かしてあげられないかと頼んできたのです。ソニータは将来歌手になる夢を持つとても才能ある少女でした。ソニータに興味を持った私は、私の友人を紹介し、その友人が私の家でソニータに音楽の基礎やギターを教え始めました。
何回かのレッスン後に、私はますます野心的なソニータに興味を持ち、彼女の映画を作ることにしたのです。