映画『ゲット・アウト』黒人差別がテーマの“社会派スリラー”、監督ジョーダン・ピールにインタビュー
『ゲット・アウト』の魅力とは?
ありえないシチュエーションながら、観客が観ていて「自分だったらこの状況に立たされた時どうするんだろう」と思ってしまうような、現実味のあるストーリーである点です。この映画はホラーというより「社会派スリラー」。今までにない、ユニークな映画になっていると思います。
これまで手掛けていたコメディと『ゲット・アウト』のホラー、異なるジャンルですが何か共通点はありましたか?
コメディとホラーは共通の要素がたくさんあると思います。映画の構成や観客を誘っていく手法、タイミングを計って予想の裏をつくような手法も同じです。自分の大好きなホラーというジャンルに、コメディで学んだすべてを注ぎ込むのは面白かったですね。
作品は低予算映画ながらも、全米初登場でNO.1を記録。映画評論家によるアメリカの映画レビューサイト・ロッテントマトでも99%フレッシュ(高評価)の評価を得るなど、本国アメリカでは大ヒットを記録している。
『ゲット・アウト』は初監督作ながら大ヒットを記録し、注目されていますね。次回作など、今後のビジョンがあればぜひ聞かせてください。
次回作ははっきりと明かせないのですが、今回と同様「社会派スリラー」