2018年4月15日 17:30
「ルーベンス展ーバロックの誕生」上野・国立西洋美術館で - 作品から見るイタリア・バロック美術
「ルーベンス展ーバロックの誕生」が、2018年10月16日(火)から2019年1月20日(日)まで上野・国立西洋美術館にて開催される。
「ルーベンス展ーバロックの誕生」は、バロック様式が栄えた17世紀ヨーロッパを代表する画家、ペーテル・パウル・ルーベンスの作品を展示する。また本展は、彼の作品に大きな影響を与えたといわれる"イタリア美術"との関わり合いにもフォーカス。
古代彫刻や16世紀のイタリアの芸術家の作品、そして同時代以降のイタリア・バロックの芸術家たちの作品が併せて展示され、ルーベンスがイタリアのバロック美術から何を学んだのか、また、その後のイタリア美術界にどのような影響を与えたのかを、作品を通して感じることができるのだ。
ルーベンス晩年の裸婦表現に大きな影響を与えたティツアーノ作品の模写である《毛皮をまとった婦人像》をはじめ、愛娘を描いた肖像画《クララ・セレーナ・ルーベンスの肖像》や、多くの描き直しが見られ構成に注力したであろう《パエトンの墜落》など数多くの作品が来日。
作品は「1章 ルーベンスによる古代美術とイタリア美術の学習」から「7章 神話の叙述」までの全7章構成で展示される。