まとふ2019-20年秋冬コレクション、冬の津軽を舞台に雪が届けてくれるもの
真っ青に彩られた羽織の胸元には、美しいコントラストを描く白のこぎん刺が施されている。また着心地の良さそうな、そのふんわりとした質感は、仕上げに縮絨を丁寧にかけて実現したものだ。
新雪に水が落ちた様子をイメージした「長着」
ブランドのアイコニックなワードローブ「長着」からは、新雪のような純白の一着が登場。よく目を凝らすと見えてくる不思議な“窪み”は、雪の上に水がポツポツと落ちた“後”の様子を表現したという。その下には、雪の結晶をモチーフにしたポップなワンピースをレイヤードしている。
雪の結晶をレースで表現したワンピース
ひと際会場の目を惹いたのは、総レースで仕上げた真っ白なワンピース。ワードローブを象る六角形の集合体には、異なる表情の雪の結晶があしらわれている。またレースの図形をそのまま残した裾は、手作業でカットしたというアシンメトリーなデザイン。
職人ならではの温もり溢れる手仕事と、エレガントなデザインが融合した、まとふならではの一着となっている。
「津軽塗」のアクセサリー
また日常ではあまり馴染みのない「津軽塗」は、スタイリングのアクセントとなるアクセサリーやボタンになって登場。モデルの耳元で煌めく「津軽塗」