2019年10月22日 13:10
ミツル オカザキ 2020年春夏コレクション - “不恰好”を貫くロックスター
ミツル オカザキ(MITSURU OKAZAKI)の2020年春夏コレクションが、2019年10月19日(土)、渋谷ヒカリエで発表された。
“不格好”なロックスタイル
今季は「ロック スター(ROCK STAR)」をテーマに、1970年代後半の音楽カルチャーやシルエットにインスピレーションを得たピースを生み出している。コレクションに特徴的に用いられていたのは、アイキャッチーなモチーフだ。独自のカッティングやパターンはさることながら、ロックを象徴するアイコンを多用することで、あえて“アナログ”で、どこか“不格好”なスタイルを提示しているように感じられた。
ロックミュージックを連想させるモチーフ
このロックミュージックを連想させるモチーフは、ブラックのセットアップを味付けするのに一役買っている。今季のシグネチャーとなったスターはパンツの裾やジャケットのバックスタイルに大胆に、エレキギターはセットアップ全体に散りばめるようにしてあしらった。ユニオンジャックを彷彿とさせるグラフィックはアシンメトリーに配して、漆黒のピースをパンクなムードに導いている。
ブラックのセットアップ以外にも、イエローのシャツやブルーのトートバックにカラフルなレコードを並べるなどして、予定調和的な“正統派”のロックスタイルではない、独自の世界観を創造した。