2019年11月28日 23:50
ミナ ペルホネン、ブランドの25年を辿るショーを開催 - “100年続く洋服作り”に掛ける想い
2020年春夏の新作
そんなアーカイブの間から姿をみせたのは、2020年春夏の新作コレクション。ジグザク模様の新作「knoll」のジャケットには、2019年春夏の蝶柄の「memoria」のブラウス、19年秋冬の波打つような柄「sulka」のスカートをミックス。全身をネイビーで纏めている分、足元にはビタミンカラーのイエローを差し込んで、爽やかな春の空気を助長している。
カラーでまとめて
ショーの終盤に近付くと、“カラー”ごとにまとめたルックがランウェイに現れる。おそらくはそれぞれのカラーイメージを演出に加えているのが特徴で、少女のようなピュアさを持つサーモンピンクのドレスを纏ったルックは、突然小走りで会場を駆け抜ける。一方淡く大人びたピンクのドレスルックは、何か物思いにふける女性のように、ゆらりゆらりと特徴的な歩き方をしてみせた。
そして自然のエレメントを彷彿させるカラールックも登場。森のグリーン、海を象徴するブルー、大地を感じさせるブラウン。
いずれの洋服も、モデルたちの魅力を引き出すかのように、ぴったりとフィット。肩肘張らないゆったりとしたシルエットで、自然体のありのままの美しさを映し出してくれる。