ディオール 2021年春夏コレクション - 原点回帰への旅、そして破壊的な変革
時にはシャツドレス、ある時にはチュニックとして姿を変え、ストライプ入りのワイドパンツやショートパンツとコーディネートした、リラクシングな着こなしを提案している。
華やかなモチーフ
全体を俯瞰してみても、ゆったりとしたシルエットが主流となる今シーズンは、その豊かな布地を引き立てるように、ペイズリーやフローラルといった華やかなモチーフをあしらっているのも印象的。また時折、繊細なレースを差し込むことで、上品かつロマンティックなムードもプラスしている。
優雅なシフォンのロングドレス
またマリアが好むシースルーは、シルクシフォンのロングドレスとなって登場。カラーは、明るいマットブルー、深みのあるオークル―、ペールオレンジといった柔らかな色彩が揃う。ウエスト部分はスモックのように絞ったり、もしくは緩めることが可能なようで、モデルたちはそれぞれの個性に合わせたスタイリングを披露してくれた。
ルチア・マルクッチが手掛けるショー会場
なおショー会場を手掛けたのは、イタリアのアバンギャルドな実験芸術を象徴するひとりであるアーティスト、ルチア・マルクッチ。“雑誌の画像”でコラージュした現代風のステンドグラスを主役にした空間には、古い弔歌を引用した合唱曲「Sequenza 9.3」が12人の女性歌手によって合唱された。
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