2021年3月8日 19:55
エルメス 2021-22年秋冬ウィメンズコレクション - 衣服と身体の連動、身体性の定義
エルメス(HERMÈS)は、2021-22年秋冬ウィメンズコレクションを発表した。
パリ、ニューヨーク、上海の3都市を舞台に披露
オンライン形式にて発表された今季は、パリ、ニューヨーク、上海の3都市を舞台に、それぞれ異なるスタイルで同時にコレクションを発表。パリではランウェイショーを、ニューヨーク、上海ではパフォーマンス形式のプレゼンテーションを実施し、その模様をオンライン上で配信した。
最初に映し出されたニューヨークでは、振付家のマドリーヌ・オランダーが演出を担当。ニットトップスとプリーツスカートに身を包んだダンサーたちが群舞を繰り広げ、躍動する身体と衣服の連動を見せた。
“身体性”を浮き彫りにするラインのディテール
瞬時に画面が切り替わり、パリでのランウェイショーへ。目に留まるのは、ステッチや生地の切り替え、ウインドウ・ペンチェックなど、服地を直線的に走る“ライン”のディテール。タイトなデニムジャケットやコートには、縦に細長い切り替えを施し、ノーカラージャケットとタイトスカートのセットアップには細いレザーで交差するラインを描いた。
また、格子状にステッチを配したキルティングジャケットには、輪郭を縁取るようにホワイトのラインを引いたブラックのパンツをコーディネート。