2021年8月14日 16:10
伝統工芸・九谷焼の芸術祭「クタニズム」石川で、麒麟を象った作品など九谷焼の展覧会も
細やかな絵付技法や、大胆な構図・表現など、若手作家からベテランまで、多種多様な技の光る九谷焼作品が勢揃いする。鮮やかな色彩とともに麒麟を象った牟田陽日の≪Qilin≫や、繊細なタッチが目を引く武腰潤の≪鴾相対大角絵皿≫などが登場する。
また、「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」では、次世代の九谷焼を追求。中国明時代の技法にルーツを持つ九谷焼の装飾は時代を経て徐々に多様化し、成形方法もまた、ロクロ、手びねり、型打ち、タタラ、鋳込みなど多岐にわたる。会場には、先人から継承してきた技を駆使しながらも、現代性や、各々の作家ならではの個性を表現した“NEXT九谷”を展示する。
九谷焼の現場をめぐるツアーも
「クタニズム」では、展覧会に加え、九谷焼の現場をめぐる「クタニズムオリジナルツアー」を開催。また、オンライン展示やウェブ連載、産地の魅力を発信するムービー配信なども実施することで、様々な側面から“九谷焼”の魅力を紹介する。
【詳細】
九谷焼の芸術祭 クタニズム
開催期間:2021年9月18日(土)~11月14日(日)
■展覧会
「高雅絢爛展―九谷焼の今―」
「名工選『NEXT九谷 vol.Ⅲ』展」