2022年12月20日 15:00
08サーカス 2023年春夏コレクション - 研ぎ澄まされた優雅さを感じて
“墨流し”や“籠染め”など表情豊かな模様
さらに、表情豊かな柄のアイテムにも注目。ホルターネックのワンピースや、シアーな透け感のポリエステル天竺トップスには、京都の職人による“墨流し染め”を施し、マーブル模様をオン。生地のしなやかな質感と模様が相まって、繊細な雰囲気を漂わせている。大理石を思わせる有機的な模様のプリントワンピースやパンツもまた、独特の余韻を残していく。
また、フロントに大きなポケットを配したマウンテンパーカーやパンツは、籠染めによる不均一な色の濃淡が目を引く。カーキやベージュ、ブラウンなどのアースカラーがランダムに入り交じることで、偶発的なカモフラージュ柄が描き出されている。
リラクシングで洗練されたシルエット
空気を含むように緩やかなパターンメイキングが、程よく肩の力が抜けていながらも洗練された佇まいを形作っている。フロントにタックプリーツを施したシャイニーなワンピースや、ゆったりとしたオーバーシルエットに仕立てた、袖の取り外しが可能なMA-1ジャケット、裾に向かってふわりと広がるAラインのコートなど、いずれも優雅な印象を残していく。
ブークレコットンを起毛させたカーディガンや、ざっくりと編みこんだサマーニットなどのニットアイテムもまた、身体にすっと馴染むようなリラクシングなフォルムが印象的だ。
マルニ マーケット“ドルフィン”モチーフのバスケットや肩掛けハンモックバッグ、阪急うめだ本店で