2022年11月17日 19:20
ハンブルク・バレエ団公演『ジョン・ノイマイヤーの世界』『シルヴィア』巨匠ノンマイヤー最後の日本公演
絶妙な構成を通して、“ダンスとは愛するがゆえに行う活動”というノイマイヤーの創作の真髄に触れることができる特別な機会となっている。
ノイマイヤーの名作ハイライトを一度に見ることができ、『キャンディード序曲』や『アイ・ガット・リズム』『くるみ割り人形』、さらに『椿姫』『ニジンスキー』『マーラー交響曲第3番』に加え、『シルヴィア』や『ゴースト・ライト』を新たな演目として追加し上演する。
神話テーマの3つの舞踊詩『シルヴィア』
一方『シルヴィア』は、イタリアの詩人タッソの田園詩をもとに、ギリシャ神話の世界でニンフのシルヴィアと羊飼いアミンタの恋を描いたバレエ。ノイマイヤーは、自立心ある少女が思春期から女性へと移行する過程で経験する、内面的な葛藤と繊細な心理に焦点を当て、現代の愛の神話を繰り広げる。豪華プリンシパルが出演
2つの公演に出演するプリンシパルにも注目。『ジョン・ノイマイヤーの世界』には、バレエ界のスターであるアリーナ・コジョカルをゲストに迎え、『シルヴィア』には、ローザンヌ国際コンクールで1位に輝いたハンブルク・バレエ団所属の菅井円加など、高い表現力や技術力を有するプリンシパルが多数出演する。