2023年2月5日 18:50
マルニ 2023-24年秋冬コレクション - ブランド初、「日本」でのファッションショー
たとえば、ノースリーブトップスやニットベストにはブラックやホワイトのドット柄をのせて。ボクシーなミニ丈のドレスやテーラードジャケットにはスマートな格子柄を落とし込んだ。いずれも合わせたソックスにトップスと同様の柄を採用することで、統一感を持たせながら、軽快なリズムを生み出しているように感じられる。
モノクロの世界へ
後半に差し掛かると、鮮やかなカラーから一転、ホワイトとブラックをベースにしたモノクロの世界が席巻する。前半から印象はガラリと変わるが、よく見ると鮮やかなカラーのパートで提案されたアイテムと同じデザインのものが織り交ぜられていることがわかる。色の持つ強さを改めて教えてくれるようなラインナップだ。
ボリューミーなトップスやアウター
また、今季はボリューミーなピースも目を引いた。ドロップショルダーのニットトップスは、ボディからショルダーまで驚くほど膨らみ、そのルックスはまるで風船のよう。
アウター類もダウンウェアからファーコートまでオーバーサイズのものが幅広く揃い、いずれも肩を見せるようにゆったりと着こなしで提案された。
なお、すべてのモデルが会場から姿を消すと、暗転した観客席にコーラス隊が登場。美しい歌声によって神聖なムードに包まる中、フィナーレを迎えた。
プリーツ プリーズ イッセイ ミヤケの“塩味”着想ウェア、ブルーグラデーションのカーディガンなど