犬「お客さん帰っちゃった…」 さびしそうな姿に「これは帰れない」「看板犬の鑑」
前から見ても、後ろから見ても、お客さんが帰って残念そうな様子がひしひしと伝わってきますね。
健気な接客に胸を射抜かれた人たちからは、「看板犬の鑑。ションボリ顔がかわいい!」「狛犬のようで神々しくも見えますね」「これは帰れない」などの声が上がっています。
看板犬2匹の悲しい過去
看板犬の2匹は、それぞれ大変な境遇のところを田村さんに救われました。
茶色の看板犬は、九州の保健所から殺処分前日にギリギリ救出されたリュックさん。白色の看板犬は、同県の青森市にある八甲田山で保護されたクララさんです。
クララさんは、八甲田山中の国道脇に、餓死寸前で棄てられていました。
田村さんが動物病院に診せに行くと、獣医からは「飼育放棄の挙げ句のポイ捨てかな。
ほとんどケージから出してもらえず、もしかして産まれてから土の上を歩いたことがないかも…」といわれたそうです。
しかし、そこから奇跡の復活を遂げ、2匹そろって元気に看板犬を務めています!
なお、2匹の看板犬は、常に館内にいる訳ではありません。
犬が不得意なお客さんもいるため、普段は裏にいて、リクエストがあると飛び出すそうです。
また、必ず宿主が一緒にいる状態で2匹と遊んでもらうため、田村さんが調理中や外出中などの時には、お客さんの希望に沿えないこともあるといいます。