「健康を害する恐れ」 農林水産省が『ビワ』に注意喚起
5~6月に旬を迎える果物、ビワ。
この時期、庭や公園などでもビワの樹になった実が見られることが多いですよね。
甘いビワの実はジャムやゼリーなどにして食べるとおいしく、ネット上には多数のレシピが投稿されています。
中には、種を使った杏仁豆腐などのレシピも見られますが、農林水産省によると、ビワの種子には注意が必要なのだとか…。
農林水産省が、ビワの種に注意喚起
実は、ビワやウメ、モモ、スモモ、アンズなどバラ科に分類される植物は、未熟な果実の種子に『アミグダリン』という青酸を含む天然の有害物質(以下総称して、シアン化合物)が含まれているといいます。
農林水産省は、ウェブサイト上で次のように注意を促していました。
ビワなどの種子や未熟な果実には、天然の有害物質が含まれています。
平成29年、ビワの種子を粉末にした食品から、天然の有害物質(シアン化合物)が高い濃度で検出され、製品が回収される事案が複数ありました。
ビワの種子が健康に良いという噂を信用して、シアン化合物を高濃度に含む食品を多量に摂取すると、健康を害する場合があります。
農林水産省ーより引用
シアン化合物が多く含まれているのは、未熟な果実の種子とのこと。